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長井健司さん ミャンマーで銃撃15年 「人権踏みにじられたまま」遺族が憤り(2022年10月10日)
15年前、ミャンマーで銃撃され死亡した日本人ジャーナリストの遺族がANNの取材に今もミャンマー政府が「流れ弾による事故だ」と主張していることに憤りを語りました。
長井健司さんの妹・小川典子さん(62):「兄の命をいい加減に扱われ続けて、人権がものすごく踏みにじられたまま。無性に腹が立って怒りがこみ上げてくる」
長井健司さん(当時50)は2007年9月27日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで民主化運動を取材中に銃弾に倒れ、死亡しました。
銃撃の瞬間が撮影された映像には、長井さんが倒れる時に後ろの兵士の銃から白い煙が上がっている様子が記録されています。
当時、日本の警察も司法解剖で「至近距離からの銃撃」と結論付けました。
しかし、ミャンマー政府は15年たった今もおよそ30メートル離れた場所からの「流れ弾」による「事故」だと説明し、責任を認めていません。
長井さんの唯一の肉親、小川典子さんは日本政府を通じてミャンマー政府に真相解明を求めてきましたが、ミャンマーは去年2月、クーデターで軍事政権に戻り、責任を認めるのは難しい状況になっています。
長井健司さんの妹・小川典子さん:「兄の死の原因、真実を明らかにして、ミャンマー政府はそれを認めて謝罪して頂く。地道にそれを目指して頑張っていきたい」
小川さんは、今後も長井さんの「死の真相」を追い続けるということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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