【異変】秋の味覚が…シシャモわずか20匹 海水温上昇が影響か(2022年10月7日)

【異変】秋の味覚が…シシャモわずか20匹 海水温上昇が影響か(2022年10月7日)

【異変】秋の味覚が…シシャモわずか20匹 海水温上昇が影響か(2022年10月7日)

 7日は全国で厳しい冷え込みとなり、関東でも冬のような寒さとなりました。東京都心の最高気温は13℃にとどまり、この時期としては88年ぶりの寒さとなりました。

 急速に秋めくなか、秋の味覚に異変が起きています。

 今月からシシャモ漁が始まった北海道むかわ町では。

 漁師:「(Q.どうですか今年は?)ダメ、ダメ」「どうにもならん。ダメだ、話にならない」

 この日、水揚げされたシシャモを見せてもらうと、一隻で獲れたのはわずか20匹ほど。むかわ漁協全体でもわずか3キロでした。

 不漁傾向は今年だけではなく、北海道全体の漁獲量は、この20年で10分の1以下になっています。

 原因は海水の高温化。北海道立総合研究機構は近年、海水温が上昇しシシャモの稚魚が育ちにくくなっていることが考えられる、といいます。

 そして、シーズン中盤のサンマ漁にも異変が。

 宮城県気仙沼港ではこの日はおよそ131トンを水揚げ。

 去年と比較して不漁ではありませんが、大半が小ぶりなものとなっているのです。3年前と比べると20グラムほど軽いサイズがメインです。

 これを受け、気仙沼郵便局は震災からの復興を後押ししようと2011年から行ってきた、サンマを全国へ届ける「生さんまゆうパック」の発送を今年は取りやめることにしました。

 気仙沼郵便局担当者・三浦廣喜さん:「ご迷惑をお掛けする部分があるので、今回は中止という判断をした」

 小ぶりなサンマは塩焼きや刺身で食べる贈答用に向かないとの判断です。

 サンマが小さい理由について気仙沼漁協は「原因は不明」だといいますが、「近年この時期のサンマは小さく、今年はこれから大きくなるだろう」とみています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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