【キャパオーバー】“孫が発熱を…” 3連休初日「発熱外来」は患者途切れず 新型コロナウイルス
2月11、12、13日は、東京などのまん延防止等重点措置の延長が決まってから初めての3連休ですが、観光地には多くの人出が見られました。一方、祝日でも発熱外来を行うクリニックには、家族が感染したという患者らが、途切れることなく訪れました。
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3連休初日の11日、晴天にも恵まれ、多くの人出が見えた観光地・鎌倉ですが、和菓子店の店主からは次のような声が聞こえました。
鎌倉いとこ 森靖雄店主
「(きょうの人出は)例年に比べると7~8割くらい。圧倒的にコロナと“まん延防止”、これが人の足を止めている」
実は、この商店会では、今年の大河ドラマにあやかり、バナーフラッグなどを作成。多くの観光客を期待していました。
鎌倉小町商店会 今雅史会長
「大河ドラマが始まるということで、集客の方向に、商店会としてかじ取りしようと思っていた」
しかし、感染状況が悪化したことで――
鎌倉小町商店会 今雅史会長
「積極的にお伝えしていいのか、疑問視するところもある。経済的に疲れてますから、なるべく早く終わってほしいのが本音」
東京の観光地、浅草にも多くの人が訪れていました。しかし、ここでも、お店の人からは――
日本茶専門店店主
「このぐらいの人出じゃ全然、商売あがったり。(“まん延防止”で)買いに来る人がいないじゃないですか。(店が)潰れるかになっちゃう」
東京などで、来月6日まで延長が決まったまん延防止等重点措置。11日の東京新たな感染者は、1万8660人で、3日連続で前の週の同じ曜日を下回りましたが、いまだ高い水準です。
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東京・世田谷区にある発熱外来を設けるクリニックは、普段は夜間診療ですが、臨時で開けた11日の日中も、多くの患者が訪れていました。
患者
「日曜日に孫一家が来まして、孫が発熱をして、その時、濃厚接触を。それで(孫の)陽性が、その次の日に判明しました」
院長
「症状は?」
患者
「私自身はのどが少し痛い」
別の患者は…
患者
「月曜日の夜にのどの痛みが始まって、火曜日の午後に、自宅でPCR検査を行った。きのう、結果がメールできて、陽性反応が出てた」
院長
「体調として、しんどいことは?」
患者
「せきとのどの痛みです」
症状がある人の陽性率は、50%~80%だといいます。
下馬6ー21かやしま医院 萱嶋信介院長
「1月の第2週ぐらいから、我々の診療のキャパをオーバーしている。キャパをオーバーした分は、みなさん断らざるをえない」
1か月近く続いているというキャパオーバーの状態。
萱嶋院長
「坂をのぼっている途中なのか、真横なのかはわかりませんけれども、ピークのあたりにいるのではないかなと、予想しております。みんなで前向いて、ちょっとずつ良くしていく先にはゴールがあるはずだろうと」
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全人口の7.9%と、進んでいない3回目のワクチン接種。
東京・大田区で11日から始まったのは、1日に4000人という大規模なワクチン接種です。
3回目接種 70代男性
「3回目早く接種した方が、重症度が下がるということで」
区内の学校の協力で、31個のブースを備えた大規模な接種会場が設営できました。
大田区保健予防調整担当 土屋雅一課長
「(1日4000人は)本当にまれなケースだと思います。なるべく早く前倒しをして、接種率を上げるということと、区民のみなさまに、安心をなるべく早くお届けしたいと」
12日も予約している4000人を対象に、接種が行われる予定です。
(2022年2月11日放送「news every.」より)
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