バイデン大統領「祈ること以上の義務がある」児童ら6人死亡を受け銃規制強化を訴え(2023年3月29日)

バイデン大統領「祈ること以上の義務がある」児童ら6人死亡を受け銃規制強化を訴え(2023年3月29日)

バイデン大統領「祈ること以上の義務がある」児童ら6人死亡を受け銃規制強化を訴え(2023年3月29日)

 アメリカ南部テネシー州の学校で児童ら6人が死亡した銃乱射事件を受け、バイデン大統領は改めて銃規制強化の必要性を訴えました。

 バイデン大統領:「大げさな表現ではなく、国家として、我々は犠牲者の家族に祈ること以上の義務がある。私たちには行動を起こす義務があるのだ」

 バイデン大統領は、27日のテネシー州での銃撃事件で使われたのは殺傷力が高い戦争用の武器だと述べ、「なぜこのような武器を街中や学校で許しているのか」と問い掛けました。

 アメリカでは去年6月、銃を購入する際の身元確認の強化などを盛り込んだ法案が超党派で可決しましたが、野党・共和党は殺傷力が高い銃の所持を禁じることには反対し、実現に至っていません。

 バイデン大統領は、「これは党派の問題であってはならない」と述べ、共和党議員に対して銃規制のさらなる強化に応じるよう迫りました。

 共和党議員は「法を遵守するアメリカ国民にまでペナルティを科すべきではない」などと反発していて、銃規制強化に向けた道のりは険しいままです。
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