自民の氏名公表の議員「過去の事件の反省をして今はやっていないと説明を受けていた」(2022年9月9日)

自民の氏名公表の議員「過去の事件の反省をして今はやっていないと説明を受けていた」(2022年9月9日)

自民の氏名公表の議員「過去の事件の反省をして今はやっていないと説明を受けていた」(2022年9月9日)

自民党の茂木敏充幹事長は9月8日、自民党と旧統一教会との関係について、党所属の全国会議員379人のうち半数近くの『179人に接点があった』とする点検結果を明らかにしました。

 (自民党 茂木敏充幹事長)
 「(Q179人という数字は?)決して少ないと思っておりません。ですから重く受け止めている。率直に反省している。(旧統一教会や)関連団体であるという認識がなかったという人が大半。9割近くがそのような状態でありました」

 このうち寄付や選挙支援など比較的関係が深いとして名前を公表されたのは121人。その中には甘利明元幹事長や石破茂元幹事長の名前もありました。安倍晋三元総理の側近だった萩生田光一政調会長は点検項目に最も多く該当した1人です。

 (自民党 萩生田光一政調会長 8月18日)
 「正直申し上げて、統一教会の昭和の時代の関連(霊感)商法などのことは承知しておりましたが、その後、悪い噂を聞くこともなかったですし」

 名前の公表を受けて「今後は関係を絶ち、政治の信頼回復、さらなる被害の防止に全力を尽くす」と改めてコメントしました。

 また教団側に選挙支援を依頼したり組織的支援を受けたりした議員は、これまで判明していた井上義行参議院議員に加え、斎藤洋明衆議院議員の名前が公表されました。

 (自民党 斎藤洋明衆議院議員 9月8日)
 「(去年の)選挙におきまして複数の方に電話かけなどのボランティアをしていただきました。複数の方に来ていただいた以上は、これはもう組織的にご支援いただいたと言わざるを得ないと思っていますので、そのように回答しました」

 氏名を公表された121人のうち近畿選出の議員は16人。

 関連団体の会合に出席して会費も支出していた滋賀選出の大岡敏孝衆議院議員は「旧統一教会と関係する団体だとわかって出席したが、先方から過去の事件の反省をして今はやっていないと説明を受けていた」と話しています。

 選挙でボランティア支援を受けていた奈良選出の田野瀬太道衆議院議員は、支援者の一部が信者だったと認めたものの、「旧統一教会やその関連団体に選挙協力を求めたことは一切ありません」とコメント。

 一方、同じく支援を受けていた滋賀選出の小鑓隆史参議院議員の秘書は、取材に対して「対応はできない。コメントも出さない」と話しました。

 結果を受けて岸田文雄総理は次のように話しました。

 (岸田文雄総理)
 「党の調査結果については重く受け止めています。信頼回復に向けて努力をしていきたい。このように考えております」

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