静岡 6万軒超“断水” 台風15号の大雨が影響…完全復旧 早くても来週半ばか(2022年9月27日)
台風15号で記録的な大雨に見舞われた静岡県内で、大規模な断水が続いている。完全復旧は早くても来週半ばになりそうで、生活に大きな影響が出ている。
■6万軒超“断水”…4320棟の浸水被害も
住民：「親戚の家に水をもらいに行くのと、お風呂をもらいに行くところです」「洗濯物、着替え、水をもらうためのペットボトル」
静岡市清水区では26日時点で、全体のおよそ8割にあたる6万3000軒が断水している。
住民：「このくらいで止まっちゃう。きのうもチョロチョロ、1秒か2秒。まあ、しょうがないね」
台風15号が静岡県にもたらした記録的な大雨。浸水被害は床上・床下合わせて4320棟に上った。
清水入江小学校では、教室の中にも水が入り、朝から教師たちは復旧活動に追われた。
静岡市では26日、清水区を中心に浸水などの影響で42の小中学校が休校となり、27日も29校で休校を決めている。
■工業用水使い…生活用水を供給へ
また、6万軒以上の大規模な断水が起きているのは、水源の川の取水口に大量のがれきや流木が詰まったためで、川の水の量がいまだ多く、重機を使った復旧ができていないという。
静岡市・田辺信宏市長：「現状、人力での作業を行っている状況で、機械での作業が可能となれば、最短4日で、生活用水の給水を順次開始できる見込みです」
静岡市は、27日から県の工業用水などを使って、断水している世帯へトイレや掃除などに使える生活用水を供給する作業を行うとしている。
一方、市の上下水道局によると、最初は水が濁っているため、飲料水として使えるのは、来週半ばになるとの見方も示している。
（「大下容子ワイド！スクランブル」2022年9月27日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
