戦地から離れた首都モスクワでも戦争が身近に(2022年9月27日)
ロシアのプーチン大統領が出した部分的な動員令によって戦地から遠く離れた首都のモスクワも日常生活で「戦争」と向き合わざるを得ない状況となりつつあります。
モスクワ市内にあるビクチュク劇場です。部分的な動員令を受けて臨時の入隊事務所となり、ここから動員された市民らが訓練キャンプへと送られて行きます。
見送りに来ていた家族によりますと、モスクワ郊外の訓練キャンプに2週間ほど滞在した後、ウクライナの前線へ送られるようだということです。
また、動員に備えて多くのモスクワ市民が公証人役場に詰め掛けています。
動員で戦地に行った場合、家族らに行政手続きを任せる委任状を作成するためだとみられていて、独立系メディアは午前6時から行列ができている公証人役場もあると伝えています。
西側諸国による制裁のさらなる強化やロシア政府による新たな規制を恐れたためか、大量の現金を引き出す人も多く、市内の一部のATMでは高額紙幣がなくなりました。
22日には、一日だけで1321億ルーブル=およそ3280億円が引き出されたということです。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった直後、3月以来の記録的な額だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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