パキスタン洪水 マラリア・デング熱など感染症まん延で被害拡大懸念|TBS NEWS DIG

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大雨による洪水被害に見舞われているパキスタンでは水が引き始めた一方、マラリアなどの感染症が広がっていて、被害のさらなる拡大が懸念されています。

パキスタンでは6月以降、各地でモンスーンによる大雨が引き起こした洪水が続いていて、現地の災害当局によると、これまでに子ども552人を含む1545人が死亡しました。

AP通信は当局者の話として、水が完全に引くまで数か月かかるとの見方を示した一方、一部で「水が引き始めている」とも伝えています。

こうしたなか、被災地では衛生状態の悪化によって感染症が広がっています。

洪水被害の大きい南部のシンド州では、ロイター通信が州の保健相の話として、マラリアや皮膚の病気がまん延しているほか、これまでに4000人以上がデング熱に感染したと伝えています。

また、15日だけで9万人を超える患者が感染症の治療を受けたとしていて、被害のさらなる拡大が懸念されています。

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