ビーズソファ「Yogibo」 子が親を・・・異例の“買収劇” 狙いは?(2022年1月14日)

ビーズソファ「Yogibo」 子が親を・・・異例の“買収劇” 狙いは?(2022年1月14日)

ビーズソファ「Yogibo」 子が親を・・・異例の“買収劇” 狙いは?(2022年1月14日)

 ビーズソファ「ヨギボー」を輸入販売する日本の代理店が、アメリカの本社を買収しました。代理店による異例の“買収劇”。その狙いを取材しました。

■“返礼品”に加えて寄付額8倍増

 アメリカ発の“快適すぎて動けなくなる魔法のビーズソファ”ヨギボー。日本で年間170億円も売れている大ヒット商品です。

 Yogibo青山店ストアマネージャー・湊陽介さん:「お客様でも座布団が欲しいとか、こたつにピッタリのソファとかあるので、ニーズに合わせて提供できると思います」

 20代・利用客:「部屋に置きたくて。ゲームをする時に、これを机添えながらやりたいな。地べたに座ってやっていて、腰痛い」

 ヨギボーを「ふるさと納税」の返礼品に加えて、寄付が8倍に増えたという自治体まであります。

 兵庫県加東市まちづくり創造課・澤田果那子主査:「(2020年度は)前年対比約8倍となる8億円の寄付を皆様から頂きました。寄付額のうち、約75%を『Yogibo』が占めている状況です」

■狙いは「世界展開を推進・加速」

 日本の代理店「ウェブシャーク」は、2014年から輸入を開始し、全国86店舗にまで拡大しました。

 巣ごもり需要などで、売り上げが1.7倍も増加する絶好調の波に乗り、アメリカの本社を買収することを発表しました。

 買収額は非公表ですが、100億円超えとも報じられています。買収によって、日本で愛用している人には、こんなメリットもあるといいます。

 ウェブシャーク・小猿雄一取締役:「SNSを見ていると、商品が家に到着したら、皆さん『思っていたよりも大きい』と、よく見るので。日本の住まいの広さに対して、適切な大きさがあるんじゃないか。そういったものが、うまく反映されていく」

 販売代理店による海外本社の買収は、とても珍しいケースですが、その狙いは・・・。

 ウェブシャーク・小猿雄一取締役:「グローバルの展開を推進していきたい、加速させていきたい。そういうところを念頭に置いて、今回の買収を考えています。ブランドの見られ方を世界各国で統一していきたい」

■“ブランド高める”事業展開に期待

 異例の買収劇が、世界に通用するのでしょうか。

 帝国データバンク大阪支社・昌木裕司情報部長:「セブンーイレブンも(本社が)アメリカでスタートした。それを日本のほうに、そこから大きく発展したわけですけど。親会社の元々持っていたノウハウを凌駕(りょうが)するような、店舗運営や商品展開。成長していって、結果的に、子が親をのみ込むような形になっていますけど。『Yogibo』も、今持ってるブランド、商品の特性を生かしながら、もっとブランドのイメージを高められるような、事業展開をされていくことを期待したい」

(「グッド!モーニング」2022年1月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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