「北海道物産展」に長蛇の列 “物価高”値上げも…コロナ前超の売り上げ【もっと知りたい!】(2022年9月9日)

「北海道物産展」に長蛇の列 “物価高”値上げも…コロナ前超の売り上げ【もっと知りたい!】(2022年9月9日)

「北海道物産展」に長蛇の列 “物価高”値上げも…コロナ前超の売り上げ【もっと知りたい!】(2022年9月9日)

 今年も、この季節がやってきました。北の大地の食を一堂に集めた「秋の大北海道展」。コロナ禍でも、10万人が訪れる“その魅力”を取材しました。

■“コロナ前”の売り上げ超…好調な推移

 北海道産の海の幸に北海道牛のステーキ、定番のお菓子まで…。北の大地の「食」を求めて、たくさんの人々が集まるのは、新宿・京王百貨店で6日から開催されている、「秋の大北海道展」です。

 60代夫婦:「北海道展は色んな所でやっていますけど、いつも行きたくなりますよね。北海道ブランド」

 47都道府県の物産展の中でも北海道展は一番人気で、春と秋、年2回の来場者は例年、およそ10万人。コロナ禍で減少していた人出も回復しています。

 京王百貨店 統括マネージャー・堀江英喜さん:「コロナ前の売り上げを超える好調な推移をしておりますので、今まで以上にお買い上げ頂いている印象」

 お店のブースに収まりきらず、どこまでも続く長い行列。その先にあったのは、札幌土産の定番、バターサンドを販売する「札幌農学校」です。

 人々のお目当ては、北海道産のバターに十勝の小豆を使ったあんこをサンドした、物産展限定のバターサンドです。

 北海道北部、中川町の道の駅からは、北海道産の牛肉をふんだんに使用したステーキ弁当が。物産展初登場のこのお弁当は…。

 道の駅なかがわ・阿曾沼真麻さん:「今まで使っていた肉が、世界情勢の関係で入手が困難な状態になってきたので。今度新しいものを探して、この北海道産の黒毛和牛を使うことになりました」

 北海道といえば、海の幸。

 普段、旭川駅で駅弁などを販売する、このお店では、北海道を代表する海の幸を贅沢(ぜいたく)に使用したお弁当を販売しています。

 中でも一押しは「ぼたん海老と毛がにの豪快弁当」。北海道以外で販売されるのは、初めてです。プリップリのぼたん海老に、ホタテやウニ、イクラなどがぎっしり。そして、一番のこだわりは、極上の毛ガニです。

■“円安”“ウクライナ侵攻”の影響は?

 おいしい北海道産の食材を増やしている背景には、円安や輸送費の高騰、さらにウクライナ侵攻の影響でロシア産の海産物の輸入が減少していることも。

 旭川駅立売商会 催事部・柿崎正夫さん:「原料はここ1年でだいぶ上がっていて、仕入れするのも大変。カニをあまり減らしたくないので、ほぐし身を多めに使うように工夫」

 この水産業者も、販売しているカニはすべてこだわりの北海道産。値段は去年の1割から2割高くなっていますが、何とか数量を確保したといいます。

 マルダイ水産 取締役部長・渡邉崇史さん:「今は、外国から入ってくるカニが少なくなってきましたので、価格帯は高騰しているのですが、地元・北海道の漁が盛んになってきましたので、ちょっとお値段は高いですが、地元のものを販売できるかな」

(「グッド!モーニング」2022年9月9日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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