議員辞めろと言われてない女性暴行の村議長異例の続投宣言(2023年6月15日)

議員辞めろと言われてない女性暴行の村議長異例の続投宣言(2023年6月15日)

「議員辞めろと言われてない」女性“暴行”の村議長 異例の“続投宣言”(2023年6月15日)

 傷害の罪で略式起訴された村議長が異例の「続投宣言」です。

■女性暴行の村議長 言い分は?

 千葉県長生村議会の東間永次議長(77)。村議は9期目で30年以上務めています。

 東間永次議長:「実刑でしたらすぐクビでしたけど、自分としては罰金20万円で終わりましたので」

 「実刑だったらクビ…」などと釈明する事態となったのは今年4月、公用車の中で運転する女性職員に暴力を加え、全治およそ2週間のけがをさせた事件。

 起訴状によりますと、運転席の真後ろに議長が座り、背後から複数回、女性を蹴ったりたたいたり、さらにシートベルトで首を絞めるなどしました。ちなみにこの時、隣には木嶋晴一副議長も座っていて、議長の逮捕時「暴行は見ていない」「記憶にない」などと会見で説明。到底、住民たちの理解は得られませんでした。

 長生村の住民:「1回こういうことをするとアウトだと思う。あまり良く思っていません。辞めた方が良いと思います」

 東間議長は傷害の罪で略式命令を受け、罰金20万円を納付。長生村では暴行事件を巡り、議長と副議長の2人に対して議会が議員辞職勧告を決議しました。

 長生村議会・門口昭議員:「常識では少し考えられないなという感じはしますけどね。ここまで村民の、あるいは議会の期待を裏切ったわけですから、潔く辞職していただきたいと思いましたけれど」

 正副議長がそろって辞職勧告を決議される異例の事態…。村議会の意志を固辞する理由について東間議長本人を訪ねました。

■暴行の村議長 異例の“続投宣言”

 人口およそ1万3000人余りの千葉県唯一の村、長生村で暴行事件をきっかけに辞職勧告決議を受けた議長と副議長の2人。これまで続投とも取れる発言を繰り返したのち、今月開かれた議会を欠席した東間議長に、進退について直接うかがおうとしたところ…。

 今回、カメラでの取材はできませんでしたが、テレビ朝日の取材に対し、改めて議長及び議員の続投を表明。

 長生村議会・東間永次議長:「進退は最初から結果が出たらそれに従うと皆さんに約束したけど、検事さん(検察官)に『お酒はやめなさい』ときつく言われましたが、議員を辞めろとは言われなかった」

 また、副議長も議員を続ける考えを示していて、今後、議会の異常事態が解消されるかどうかは不透明な状況です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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