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卒業式のマスク着用「家庭の判断で」文科大臣発言が波紋 賛否両論に(2023年2月2日)
卒業式でのマスク着用を巡り、永岡文部科学大臣の「家庭の判断で外せる」とも取れる発言が波紋を広げています。
2日に国会で議論に上がったのは今春の「卒業式でのマスクの着用」について…。
永岡文科大臣:「着用に関しましては今後、対応、速やかに検討して参るということで頑張って参ります」
永岡大臣は「速やかな検討」をするとした一方で…。
永岡文科大臣:「ご家庭でのご議論を含めて(卒業式では)個人個人がマスクをしても『マスクをしなければ嫌だ』『出席したくない』というお子さんがマスクをし、『マスクは外して行きます』とご家庭で決められた方はマスクを外しての参加となろうかと」
外しても良い可能性が出てきたことについて、街の人は…。
子どもを持つ女性:「式典の時はマスクをしていた方が良いかなと思いますけど。まだ怖いから…」
小学6年生:「外したいけど…ちょっとコロナが心配」
小学6年生の子どもがいる30代女性:「卒業アルバムとか常にマスクしている状態の写真ばかりが載せられているので、できたら特別な時(写真撮影)だけは外しても良いんじゃないか」
賛否両論上がる一方で、不安の声も…。
小学6年生の子どもがいる30代女性:「うちの学校では(マスクを)している子が多くて(マスク)していない子が非難されてしまう傾向がまだあるので…『家庭の判断』というのは難しいのかな」
式を準備している学校側は、どう受け止めたのでしょうか。
青田泰明校長:「卒業・入学シーズンには変わらないんだなって思っていたんですけど、前倒して検討され始めるということで学校としてはどうやって判断するのか、家庭に一任という訳にはいかないので、我々が家庭に何かしらの指標を示さなければならない」
東京・品川区にある私立の中高一貫校。
コロナ禍の卒業式は合唱はテープ再生。卒業生や校長もマスクをしてのあいさつでした。
青田泰明校長:「一概にマスク緩和するけれども話してはいけないのかとか、椅子の間隔はどれくらいなのか、細かく決めて頂ければ、現場としてはすごく助かるなと思って聞いていました」
判断するのは家庭なのか学校なのか。現場に広がる戸惑いの声…。永岡大臣が午後になって会見を開きました。
永岡文科大臣:「(卒業式のマスクについて)速やかに検討していくということでございます。なるべく早く検討したいと」「(Q.決まっていないということか?)おっしゃる通りですね」
さらに、官房長官も…。
松野官房長官:「現時点で卒業式のマスクの取り扱いについて決めたという事実はありません」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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