“共通テスト”前日…感染対策万全に3年ぶり“壮行会”第8波が受験シーズン直撃(2023年1月13日)

“共通テスト”前日…感染対策万全に3年ぶり“壮行会”第8波が受験シーズン直撃(2023年1月13日)

“共通テスト”前日…感染対策万全に3年ぶり“壮行会”第8波が受験シーズン直撃(2023年1月13日)

全国各地の受験会場で、大学入学共通テストが14日から始まります。約51万人が臨みます。

全国の13日の新型コロナの新規感染者は14万4077人。第8波が、受験シーズンを直撃しています。

塾では、いつもと違う光景がありました。ここ2年、中止していた壮行会ですが、今年は実施されました。
あす“共通テスト”・井上天音さん(18):「(メッセージに)『慌てず焦らず投げ出さず』と書いてある」
あす“共通テスト”・栃尾亮汰さん(18):「中学の卒業式がコロナでダメで入学式、全部コロナでつぶれて、悔しい。うちの学校は3学期になってから、1週間、授業あるんですが、(生徒が)3分の1くらいはいない」

塾によりますと、コロナやインフルエンザ感染を避けるため、年明け以降、学校を休む受験生が増えていて、中学受験で通う小学6年生では、半数が保護者の判断で休んでいるそうです。

14日に共通テストを控えている和樺さん。感染対策が徹底されている塾で、ギリギリまで粘ります。
あす“共通テスト”・小林和樺さん(18):「家では感染予防して、帰ったら手洗いとうがい。共有のものをなるべくなくして、タオルは1人1枚ずつ。家族が協力しながら感染対策してくれています」

この3年、訪問診療を続けてきた医師は、第8波の拡大に“隠れ患者”の存在を指摘します。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「日々、発表される感染者数の倍とか、数倍の患者さんが潜在的にいるのは間違いないのが現場の感触です」

前立腺がんで自宅療養している69歳の男性。正月明け、急に体調が悪化。コロナ陽性でした。基礎疾患のある高齢者は命の危険と隣り合わせです。

感染初期に適切な治療が受けられず、助けられないケースもあるといいます。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「かかりつけの先生に相談したけど、『うちは対応していないからほかを探して』と言われるケースを非常に多く見聞きしている。私個人としては、増え続ける死傷者数ということで、適切な治療が適切なタイミングで行き届いていない。そういう意味では人災に近いような状況」

死者数は、かつてない水準です。
ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「どういった治療をすれば、重症化を防げるのか。知見は集まっている。東京都が主催したコロナ診療のやり方をオンラインやセミナー形式でやるなど、ウィズコロナ社会を目指すなら、行政側のコミットメントも求められるのではないか」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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