「弁当購入部隊」に「サラダ購入部隊」大臣のトリセツ!?“出張マニュアル”に物議…西村大臣「過度に気をつかう必要はない」と釈明。|TBS NEWS DIG
西村経済産業大臣が出張した時のトリセツ「対応マニュアル」が、経産省で作成されていた事が分かりました。果たしてこれは“パワハラ”にあたるのか?調べてみました。
■西村大臣“対応マニュアル” 経産省が注意点を作成
山内あゆキャスター:
まずは大臣のプロフィールから見ていきます。
西村康稔 経済産業大臣(59歳)
▼灘高校(野球部)
東京大学 法学部(ボクシング部) 出身
▼1985年 通産省 入省
▼2003年 衆院選 初当選(現在7期目)
▼2019年 経済再生担当大臣
▼2020年 新型コロナ対策担当大臣
▼現在 経済産業大臣
灘高校から東京大学、そして通産省入省と、いわゆるエリートコースを歩んできました。
この西村大臣が出張するときの“対応マニュアル”。これが明らかになったということです。
タイトルは「西村経産大臣出張時の注意点【取り扱い注意】」そしてその内容が
1.車内での対応
・大臣車に同乗する幹部には、手持ち資料を厚めに持たせるとともに、モバイルプリンターの持参は必須。など
車の中でも熱心に仕事をして、たくさん質問する方だということですよね。
2.お土産購入ロジ
・お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は1人ではなく、複数人で対応できる体制が必要。
(大臣はご自身で支払おうとするが、会計には時間がかかるため、事務方が瞬時に支払い(立替)にいくことが必要。)など
お土産購入の「ロジ」、これロジスティックスいわゆる業界用語で現場対応のことですね。
スピード感が求められています。
3.ぶら下がり会見(立ったまま行う会見)での対応
・大臣は、記者からの質問が出なくなるまで会見を続ける方針。
途中で打ち切るのはNG。など
4.帰宅時(駅構内)での対応
・大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。
弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応。など
こうしたかなり細かく書かれたマニュアルがあったことを大臣は認めた上でこのようにコメントを出しています。
西村大臣のコメント
「行政官が奉仕すべきは国民。過度に私に気をつかい。文章を作成する必要もないと事務方に伝えた」
井上貴博キャスター:
どの世界でも上司の習慣とか、好みを把握しておくことで仕事が円滑に回りやすいっていうのはあると思いますが、ここまで細かく明文化するのはどうなんだろうか。でも、大臣レベルだったら当然なんじゃないか。他の大臣のマニュアルを見たことがないので、比較対象もないですが。
オンライン直売所「食べチョク」 秋元里奈代表:
他の大臣もあるのであれば、内容としては結構好感度が上がりますね。「自分で支払おうとするので」とか「お土産をたくさん買って」とかは地域の経済を回しているんだなと。内容はポジティブに捉えたんですけど、西村大臣が「マニュアルを作れ」って言ったのか、単純にすごく真面目な事務方が「何か起きないように」っていうので作ったのかみたいなのが気になります。
ホラン千秋キャスター:
何のために作られたかっていうのはだいぶ変わりますよね。これ通りにやらないと怒られるから作ったとなるとパワハラになってしまうかもしれない。事務方の入れ替わりが多いから新しい人が入ってきたときに全部説明するのも大変だから、書いておいた方が、引き継ぎのときに困らないために作られたのか。
山内あゆキャスター:
まさにそのあたりを解決するような3コマのコーナーになると思います。まずはこうしたことを強いてしまうことがパワハラに当たるのかどうかから見ていきます。
■“お土産の荷物持ちが必要” パワハラの可能性は?
お土産購入ロジを取り上げてみます。
大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。
秘書官1人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想。
生モノを購入することもあるため、保冷材の購入及び移動社内の冷房は必須。
こういうことを周りにさせさせてしまうことがパワハラに当たるのかどうか。ハラスメントに詳しい樋口ユミさんに聞きました。
ハラスメント対策 コンサルタント 樋口ユミさんによると
「文章を見る限りではパワハラまではいかないと思う。ただ、経緯として、過去に大臣が叱責したという事例に基づいて作成されたマニュアルなのであれば、パワハラにあたる可能性も」
声を荒げたとか、激昂したことで作られたのであれば、パワハラに当たる可能性もあるということなんです。
ホランキャスター:
お土産もご自分のために買ってるのであれば、荷物を持たされて大変かもしれないですけど。秋元さんが話してたように「地元を盛り上げたい」とか「いろんな人に配らなきゃいけない」っていうので、量が多いのであれば、それはそれで政治家として理解できる部分もある。
■細かすぎる西村大臣“対応マニュアル”内容・なぜ流出?
山内キャスター:
そのように大臣も話していました。もう一つ、これが霞が関では当たり前なのかどうかという疑問。官僚が作成するのは普通なんでしょうか、スペシャルコメンテーターの…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20220907-6039101)
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