北海道で記録的大雨 道路冠水も “警報級の大雨”東北で再び警戒(2022年8月8日)
8日も各地で厳しい暑さとなり、東京都内でも5日ぶりに猛暑日となりました。一方、北海道では記録的な大雨となり、道路が冠水するなど影響も出ています。
北海道有数の観光地、小樽運河はその姿を変えていました。
午後になって大雨警報が出され、1時間に30ミリの今年一番の大雨となっていました。
茶色く濁った水が山から滝のように流れています。8日午後、北海道の島「天売島」で撮影された映像です。
撮影者：「一時はバケツをひっくり返したような、ものすごい音がするくらいの大雨になった」
ここは普段、雪解け水を川に流す沢で夏はほとんど枯れているそうです。しかし、8日は。
撮影者：「きょうはすごい鉄砲水が噴き出している状況。ちょっと怖いぐらいの勢いで水が流れてました。普段はああいう状況は見ることないですから」
島では道路が冠水した場所も。
撮影者：「高齢者が多い島なので土砂崩れが起きて家が崩れたりということはないように気を付けないといけない」
北海道に大雨を降らせた前線はこの後、東北に南下します。しかも、先週の大雨で被災した東北にまた災害級の雨が降る恐れが出てきました。
予報課職員：「前線がその後も北日本付近に停滞する。先週のような雨の可能性も否定できない。どこでそういう雨が降ってもおかしくない」
気象庁は前線が北日本に停滞するため、東北の日本海側を中心に向こう1週間程度、警報級の大雨の可能性があると警戒を呼び掛けました。
先週の記録的大雨で甚大な被害が出た新潟県村上市。この青果店は先週の大雨で浸水し、お盆に向けて仕入れていた果物や冷蔵庫もだめになってしまいました。8日に取材に行くと、水道が復旧し、ようやく後片付けが進んだようです。
ただ、危険なのは雨だけではなく暑さも。午前中から気温が高かった村上市では最高気温が34℃を超えていました。
関川村ではかき氷で涼を取りながら大掃除です。被害に遭った住宅では高校球児が汗をかきながら掃除を手伝う姿がありました。
8日は日本から西日本で気温が上昇。関東では埼玉県の鳩山で36℃を超えたほか、東京でも猛暑日になりました。あまりの暑さに携帯電話が使えない状態になってしまいました。
8日、福岡の久留米市は4日ぶりの猛暑日となり、最高気温は35.3℃を観測しました。「お風呂並み」の暑さ…。水も500ミリリットルでは足りません。
立秋を過ぎたのに今後暑さはレベルアップ。東京は9日、35℃予想となっています。
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