【独自】「母親が迎えに行って弟の家に…」妻子殺害容疑の夫 ブラジルに逃亡か(2022年9月1日)

【独自】「母親が迎えに行って弟の家に…」妻子殺害容疑の夫 ブラジルに逃亡か(2022年9月1日)

【独自】「母親が迎えに行って弟の家に…」妻子殺害容疑の夫 ブラジルに逃亡か(2022年9月1日)

大阪府堺市で妻子が殺害された事件で、指名手配中の夫のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は、すでにブラジルに出国したとみられています。

最後にバルボサ容疑者の電話が通じたのは、先月22日午後4時57分。バルボサ容疑者は勤めていた会社に「休みをもらいたい」と連絡していました。
容疑者の勤務先関係者:「『骨折です、2週間休みます』って。ただ、そのときに声が響いてるなと。声のトーンが響いてる。まだ病院にいるのかなと思って『病院か?終わったか』と聞くと、(容疑者は)『いや、家です』と。家にいるにしたら声が響いてるなと」

バルボサ容疑者が成田空港から出国したのは、その数時間後だとみられています。その後、一度だけ「大丈夫か」と送った同僚のLINEに「手作業は無理そうです。2週間ぐらいかかります」と返信がきたそうです。返信時刻は先月24日午前7時過ぎ。時間的には、恐らくブラジルに到着していたと思われるタイミングでした。

サンパウロから西に約500キロ、バルボサ容疑者の生まれ故郷・ロンドリーナ市があります。現地メディアには、この事件を報じているところも出てきていて、一部では「ロンドリーナ市内の親族の家に潜伏している可能性もある」と報じています。ただ、地元警察は「まだわからない」と慎重姿勢です。

先月24日、堺市のマンションで荒牧愛美さん(29)とリリィちゃん(3)が死亡しているのが見つかりました。遺体発見時、部屋が完全に施錠されていて、第三者が外から侵入した形跡がなかったことや、防犯カメラ映像で判明した夫の足取りなどから、警察は、バルボサ容疑者が2人を殺したと判断し、逮捕状を取りました。

これまで、近隣住民からは「仲が悪そうには見えなかった」という声が多く聞かれました。ただ、愛美さんは、友人に、度々、こう漏らしていたといいます。
荒牧愛美さんの友人:「『離婚したい、離婚したい』とずっと言っていました。『こんな生活、地獄のようで嫌や』ともよく言っていました、(家事で)いっぱいいっぱいになっている彼女に対して、追い打ちかけるように文句言ってくるらしくて。とにかく彼は嫉妬深いし、独占欲が強いというのは感じていました。ずっと」

バルボサ容疑者が愛美さんに暴力を振るうというようなことは聞いていないとしたうえで、リリィちゃんに対しては気になる言動もあったそうです。
荒牧愛美さんの友人:「リリィちゃんがお父さん、旦那さんのことをぺちっと叩いたら、いきなり腕をつかんで、頭ぐらんぐらん揺すって、『何でこんなことしたん』と怒って、ぎゃー!って怒鳴っているんです。彼女はすぐ止めに入ったら『お前が甘やかすからこんな奴になる』と怒鳴られてたんです。でも、実家で、彼女の両親がいる前だったんです、それ。家ではもっとひどいのかなって」

大阪府警は、バルボサ容疑者の国際手配も視野に入れて捜査する方針ですが、ブラジルとの間で犯罪人引渡条約は結ばれていません。今後、日本側が捜査資料を提供し、現地の法律による“代理処罰”を要請する可能性もあります。

バルボサ容疑者の潜伏先について、容疑者の知人は、こう話します。
容疑者の親族の知人:「(Q.実家にいるのか、ほかの家にいるのか)弟の家に隠れている。容疑者の母親がレンタカーで空港に迎えに行った。月曜日の夜」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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