陽性の職員にも「症状なければ職場に・・・」NY地下鉄、ゴミ収集も人手なくストップ(2022年1月12日)
建物の間の空間が人で埋まっています。
アメリカのボストン。新型コロナウイルスの検査を待つ人々です。
これは数週間後の日本の姿かもしれません。感染拡大がもたらす社会インフラの崩壊。
ロードアイランド州・ヘルスケア協会:「最悪の状況です。誰もが、ここまで深刻なスタッフ不足を予測できませんでした」
スーパーの棚は空っぽ。配送業者が新型コロナでダウンし、食品の流通が止まっています。
車庫に止まったままの消防車。路上にも無人の救急車が止め置かれています。
CNNによりますと、地下鉄は職員の病欠があまりにも多いため、3つの路線が運休になったといいます。
何より深刻な問題は医者や看護師もコロナに次々と感染しているという点。
そこで、にわかには信じ難い対応策が実行に移されています。
ブラウン大学・ラニー医師:「患者の面倒を見る人がいない緊急事態ですから、陽性の職員にも働いてもらうことにしました。普通はあり得ない話です」
ロードアイランド州・ヘルスケア協会:「うちでも1週間前、陽性の看護師がコロナ病棟で働きました」
年末に新型コロナ対応のトップは、こう話していました。
米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「感染していても無症状の場合は職場に戻したいと思います。社会的に不可欠な仕事は特にです」
背に腹は替えられないとはいえ、患者が患者を診る・・・。大丈夫なのでしょうか。
やはり、感染したスタッフの職場復帰を進める聖メリー病院。記者は詰め寄ります。
聖メリー病院広報:「(Q.もし、あなたの家族がこの病院に入院して陽性のスタッフに面倒を見られて安心ですか?)もちろん問題ありません。防護服を着ていますから安全です」
感染していても安全・・・。その根拠をファウチ所長は、こう述べています。
CNNキャスター:「医学的な裏付けがあるんですか?それとも社会の要請ですか?」
米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「(オミクロンは)従来の10日間の隔離期間の後半は感染力がかなり低下すると見込まれています。職場復帰してもリスクは低いと判断しました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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