イスラエル軍が“ガザ空爆” 民間人含む13人死亡 パレスチナ武装組織は「報復」表明(2023年5月10日)

イスラエル軍が“ガザ空爆” 民間人含む13人死亡 パレスチナ武装組織は「報復」表明(2023年5月10日)

イスラエル軍が“ガザ空爆” 民間人含む13人死亡 パレスチナ武装組織は「報復」表明(2023年5月10日)

 9日、イスラエル軍がパレスチナ自治区のガザを空爆。民間人を含む13人が死亡した。これを受け、パレスチナの武装組織は「報復」を表明。さらなる報復の連鎖が懸念されている。

■子ども含め民間人は10人死亡

 一体、どこまでエスカレートしてしまうのか。イスラエル軍は9日、パレスチナ自治区・ガザを空爆した。

 イスラエル軍によると、この空爆には40機の戦闘機が参加したといい、その映像を公開した。

 空爆を受けたガザ地区では、建物が大きく破壊され、火災も発生。不安げに見つめる人たちの姿があった。

 ガザ地区の住民:「一晩中、ガザに激しい空爆があった。高齢者や子どもたちは恐怖におびえていました」

 今回の攻撃対象となったのは、パレスチナの武装組織「イスラム聖戦」の拠点で、幹部3人が死亡した。

 民間人も巻き添えとなり、両親と兄弟を亡くした少女が父親の名前を呼び続けていた。

 ガザの保健省によると、子どもを含め民間人10人が死亡したという。

■別の武装組織「ハマス」も反応

 イスラエルの空爆。このきっかけとなったのが…。

 先週、イスラエルの刑務所で、「イスラム聖戦」の指導者がハンガーストライキの末、死亡した。

 AP通信によると、この指導者はテロに関与した容疑などでイスラエル当局に身柄を拘束されていたという。

 この事態を受け、「イスラム聖戦」は、ガザ地区から100発を超えるロケット弾をイスラエルに発射した。

 その報復として、今回の空爆が行われたというのだ。

 攻撃を受けた「イスラム聖戦」は、「仇(かたき)を討つ」と警告を表明した。

 さらに、別の武装組織「ハマス」も反応した。

 「ハマス」報道官:「わがパレスチナ人民とその抵抗勢力は、犯罪(空爆)に相当する方法で対応する」

 AP通信によると、今年に入り、パレスチナ人105人が死亡し、イスラエル側も少なくとも20人が死亡しているという。

 さらなる報復の連鎖が懸念されている。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年5月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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