ゼレンスキー氏出身市のトップ「ロシアは原発を盾にしている」「ロシアのスパイを摘発」 かつては“親ロ”政党出身も「NATO加盟が必要」|TBS NEWS DIG
ウクライナのザポリージャ原発を占領しているロシア軍について、原発からおよそ100キロの位置にある市のトップはJNNのインタビューで「原発を盾に攻撃している」と強く非難しました。
オレクサンドル・ヴィルクル氏は、ザポリージャ原発から100キロの位置にある中部の大都市クリヴィー・リフ市の市政トップを務めています。場所を明かさないことを条件にインタビューに応じました。
オレクサンドル・ヴィルクル氏
「ロシアがやっているのは核テロです。原発を盾にして、川越しに砲撃を行っているんです」
ヴィルクル氏はこう述べた上で、万が一に備え、避難計画を含めて警戒感を上げて準備している、と述べました。
ゼレンスキー大統領の出身地でもあるクリヴィー・リフは戦略的にも重要な位置にあります。ヴィルクル氏は市内にもロシアの協力者が入り込んでいると明らかにしました。
オレクサンドル・ヴィルクル氏
「我々の情報機関はロシア側に攻撃目標の位置を伝えているスパイを摘発し続けています」
ヴィルクル氏は、実はロシア寄りとされた政党出身で、親ロシアだったヤヌコビッチ大統領の下、副首相を務めた経験もあります。NATO=北大西洋条約機構への加盟には否定的でしたが、今回のロシアによる侵攻で考えが変わったと主張しました。
オレクサンドル・ヴィルクル氏
「隣国ロシアが攻撃的で、かつおかしくなっている状況ではNATOのような集団安全保障システムが必要です」
一方で、「この戦争は避けられたと思うか」との問いには「歴史に“もしも”はない」と述べて明言を避けました。
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