“経験ない”大雪 交通網が寸断・・・除雪追いつかずJR運休続く 今後は・・・気象予報士解説(2022年2月7日)

“経験ない”大雪 交通網が寸断・・・除雪追いつかずJR運休続く 今後は・・・気象予報士解説(2022年2月7日)

“経験ない”大雪 交通網が寸断・・・除雪追いつかずJR運休続く 今後は・・・気象予報士解説(2022年2月7日)

札幌市では6日、観測史上最大となる24時間降雪量60センチの雪が降りました。雪の扱いに慣れた街で混乱が続いています。

一夜明けた札幌市内では、各地の道路で渋滞が発生、鉄道も寸断されました。JR北海道は、始発から、札幌駅発着のすべての列車の運休を決めました。

JR北海道:「積雪の量がかなりあるので、ただ押すだけでは雪が排除できない」

除雪作業が追いついかないとして、8日も始発から運転を見合わせます。

JRの運休が決まったことで、地下鉄大谷地駅のバスターミナルには、バスで空港などへ向かう人たちが
殺到。JR白石駅のバス停、タクシー乗り場では戸惑う人の姿が見られました。

会社員:「バスが動くのかなと待っているけど、恐らく動かないだろうと。(Q.こんな経験は)初めて」

影響は、物流にも及んでいます。札幌市中心部にあるコンビニの棚は空っぽになっていました。

観測史上最大の雪を記録したのは、札幌だけではありません。岐阜県・関ケ原町でも6日、観測史上最大の91センチの積雪を記録。秋田県横手市では7日、最大積雪が平年の2.3倍となる199センチに達しました。東北をはじめ、東海・近畿も、記録的な降雪となっています。

8日以降、雪は全国的に小康状態に入る見込みですが、10~11日にかけて、都心を含む関東甲信で、大雪となる恐れがあります。

気象予報士の眞家泉さんに聞きます。

今週は太平洋側でも雪が積もる可能性があります。そして、日本海側は記録的な大雪による事故に警戒してください。

大雪のピークは越えていますが、7日午後10時現在、北陸や東海の内陸部など各地で、なだれ注意報が発表されています。

日本海側の各地では、7日に晴れた所もあり、雪が解けている場所もあると思います。建物の近くなどを歩くときは十分注意してください。

関東では、早ければ9日の深夜に降り始める所があるかもしれません。10日は、関東南部から雪雲が広がり、夜にかけて北部までエリアが広がっていく見込みです。雨のエリアも雪に変わる可能性があります。

今回のポイントは「長く続く」ということです。11日の朝まで降りやすく、雪は一日以上続きそうです。

(Q.一日中となると、どれくらいの雪が積もりそうですか)

先月、東京では10センチの雪が積もりました。今回はそれを上回る量が積もる可能性もあります。

2月は立春が過ぎたこの時期でも大雪になることが多いです。8年前の2月8日、都心で27センチの積雪を観測。車がスリップし、埋まった車を助け出す様子が多く見られました。また、新幹線では大雪による運休などで約26万人に影響が出ました。

生活への影響も心配です。例えば停電した時のために、予備のバッテリーを準備しておくなど、早めの備えを行ってください。

東京では10日、雨が混じる時間もありますが、湿った雪が降る予想です。名古屋や大阪は雨、近畿や東海も山沿いは雪が降ることがありそうです。札幌はこの先、日差しが届きますが、寒い日が続く見込みです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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