子どもを暑さから守る“特殊塗料” 塗ったら表面温度10℃下がる!?(2022年8月16日)
16日も暑い一日となりました。東京は今年16回目の猛暑日となる36.4℃を記録しました。最も気温が高くなったのは栃木県佐野市で38.8℃を記録するなど関東では40℃に迫る暑さとなりました。
朝から強い日差しが照り付ける、埼玉県熊谷市。体温を超える危険な暑さが襲います。
熊谷市の最高気温は37.8℃。16日で26日目の猛暑日です。
街の人:「足もとからフライパンに焼かれているような感じですごく暑い」
ミストシャワーの下では、ぐったりした様子の人も…。
工事現場で働く男性は何度も汗を拭いながらの作業です。
工事現場の作業員:「30分くらい経てば、汗だくになっちゃう」「(Q.ズボンも?)色が汗で変わっちゃう」「(Q.炎天下の作業は?)しんどいの一言」
1回の休憩で、1リットル入りのドリンクが一気に減るほど。
16日、関東では栃木県の佐野で38.8℃を記録。埼玉県の鳩山でも37.9℃と各地で猛暑日が続出。
東京でもうだるような暑さに。東京都心では、最高気温が36.4℃まで上昇。今年16日目の猛暑日で、年間の最多記録を更新しています。
この夏は最高気温が40℃を記録する日もあるなか、天気予報を行う日本気象協会は新たな呼び方を発表しています。
日本気象協会・安齊理沙気象予報士:「最高気温が40℃以上の日を『酷暑日』、最低気温が30℃以上の日の夜を『超熱帯夜』」
気象庁の予報用語では最高気温が35℃以上の日を「猛暑日」と呼んでいますが、40℃以上の日は定義されていません。
なぜ独自に40℃以上を「酷暑日」と名付けたのでしょうか。
日本気象協会・安齊理沙気象予報士:「『猛暑』よりも危険な暑さというのが伝わればいいと思う。『酷暑日』『超熱帯夜』という言葉を用いて注意喚起できたら良いなと」
ここ数年で「暑さ」に急激な変化が。最高気温40℃以上を観測したのは、2000年の前はわずか8回。しかし、この5年で一気に増え、累計回数は67回にまで上っています。
日本気象協会・安齊理沙気象予報士:「35℃と40℃の大きな差は体温以上というのが挙げられる。体温以上になると体への影響も大きいと思う」
気温が体温を超えると「命の危険」もある暑さに…。
“暑い街”熊谷の保育所では、対策を取っています。普段から子どもたちが遊ぶテラス。実は、温度の上昇を抑える塗料が塗られています。
温度計で測ってみると、10度ほど温度が低くなっています。サーモグラフィーカメラで見ても、白く高温な園庭に比べてテラスの温度が低いことが分かります。
市田保育所・水野美紀所長:「熊谷市内の公立の保育所は何カ所か塗ってもらっている。暑い熊谷ならではの取り組み」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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