アフガニスタン タリバンが実権掌握し1年(2022年8月16日)

アフガニスタン タリバンが実権掌握し1年(2022年8月16日)

アフガニスタン タリバンが実権掌握し1年(2022年8月16日)

 アフガニスタンでイスラム主義勢力「タリバン」が実権を握ってから1年が経ち。首都カブールではタリバン暫定政権による集会が開かれました。

 カブールでは15日、タリバンの戦闘員やその支持者らが実権掌握から1年に合わせて行進し、街中で声を上げる様子が見られました。

 また、ロイター通信によりますと、カブールではタリバン暫定政権の幹部らが集会に出席し、ムッタキ外相がタリバンの統治により安定がもたらされたと主張したうえで、「アフガニスタンの領土は誰にも利用させない」と述べたということです。

 タリバン暫定政権は独自のイスラム法解釈に基づいた統治を進めていますが、国際機関はタリバンによる人権侵害が続いていると指摘しています。

 国連アフガニスタン支援団は7月、タリバンが実権を握った去年8月15日以降、今年6月までに前政権の職員や治安当局者ら少なくとも160人が裁判などを経ずに殺害されたとする報告書を発表しています。

 また、中高生にあたる女子生徒の通学を認めないなど、女性の教育や就労の権利を制限する状況も続いています。
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