青森で“記録的大雨” 車が濁流に リンゴは「全滅」…東北北部 “災害級”続く恐れ(2022年8月10日)
停滞する前線の影響で、記録的な大雨となっている青森県や秋田県では、住宅地が冠水するなど被害が出ている。弘前市では、警戒レベル5に当たる「緊急安全確保」が発令された。
■6万5000人対象 岩木川“氾濫”の恐れ
斜面を勢いよく流れる濁流。車体の半分以上が水につかった車。リンゴ畑はのみ込まれ、たくさんのリンゴが水につかった。
リンゴ生産者:「度々、こういう水害があったんだけど。ここの人は諦めないで、洗って暮らしてきたんだけど。リンゴは全滅です」
9日、前線が停滞した影響で、東北北部は記録的大雨に見舞われた。特に、青森県に猛烈な雨を断続的に降らせた。
青森県弘前市では、大雨で岩木川が氾濫する恐れがあるとして、警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」が発令された。
10日午前9時現在で、6万5000人が対象となっている。
■東北北部中心 “災害級”雨続く恐れ
弘前市民が利用する岩木川河川敷のゴルフ場も一面、濁流にのみ込まれた。
青森県の西部・鰺ケ沢町でも被害は深刻で、山などから流れ出た水が街を覆い、その水が川に注ぎ込む事態になった。
小学校に避難した人たちは、次のように話す。
避難してきた人:「夏休みで、子どもたちが家いたので避難した。もう、ついに家の中まで(水が)来るかなと。家族が安全だったら、あとは何とかなる」
9日、大雨をもたらした前線は、10日も北日本に停滞していて、東北北部を中心に災害級の雨が続く恐れが出ている。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年8月10日放送分より)
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