“1票の格差”是正へ…区割り改定案「10増10減」 自民党内で異論相次ぐ(2022年8月4日)
いわゆる「一票の格差」を是正するための衆議院の新たな区割り「10増10減」改定案を巡り、自民党の会合で異論が噴出しました。
衆議院の小選挙区を巡るいわゆる「一票の格差」を是正するため、政府の審議会は小選挙区の定数「10増10減」を反映した新たな区割り案を決定し、6月に岸田総理大臣に勧告しました。
自民党はこれを受けて会合を開きましたが、出席者からは「経済圏、生活圏、文化圏が後回しにされている」「地方の議員が減り都市部だけが増えるのは理解が得られない」などと見直しを求める意見が相次ぎました。
ただ、執行部としては「自民党以外はこのまま進めようとしてるなかで反対することはできない」として、勧告通り進めたい考えです。
岸田総理大臣は「なるべく早く、法制上の措置を取らなければいけない」と述べていて、政府は秋の臨時国会に公職選挙法改正案を提出する方針です。
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