韓国大統領選 「第３の候補」の支持率が急上昇
２か月後に迫った韓国の大統領選をめぐって、与党候補が最大野党の候補に支持率でリードを広げる一方、第３の候補の支持率が急上昇しています。
調査会社の韓国ギャラップが今月実施した世論調査によりますと、与党「共に民主党」の大統領候補・李在明（イ・ジェミョン）氏が、支持率で最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソギョル）候補を僅差だった去年１２月の調査から１０ポイント差にまでリードを広げました。
一方、別の中道野党「国民の党」の候補で、前回の大統領選にも出馬した安哲秀（アン・チョルス）氏の支持率は３倍に跳ね上がっています。安候補は１８歳から２９歳の若い世代からの支持を集めていて、好感度については全体でトップとなっています。
最大野党候補の尹氏が党内の内紛などの影響で支持率を落とす中、尹氏の支持層の一部が安氏に流れているものとみられています。３月９日の大統領選まで残り２か月となる中、韓国の有力紙「中央日報」は、「局面が大きく動く状況だ」と報じています。（09日13:21）
