落下の衝撃で発火や破裂も?猛暑の必需品「携帯扇風機」(2022年7月13日)
最近よく目にする携帯型の扇風機。実は使い方を間違えてしまうと発火や爆発につながる恐れがあるといいます。
携帯用扇風機を使う人:「2カ月前くらいに買った」「外に出る時はいつも使っている。ベビーカーに乗せるだけで、暑いので」
街行く人が話す、暑い日に使うもの。「携帯用の扇風機」です。
都内の家電量販店では売れ行きが好調なようです。
ビックカメラ有楽町店家電コーナー・佐々木一輝さん:「非常に人気が高まっているものとして、ネッククーラーが挙げられる。首に掛けることによって非常に冷たい空気を感じることができる」
店頭には首に掛けるタイプや手に持つタイプが並んでいます。
ビックカメラ有楽町店家電コーナー・佐々木一輝さん:「例年の2倍ほど今、売れている。夏本番は7月、例年だと7月に非常に売り上げが上がる。完売商品も出ている状況」
先月からの“記録的な暑さ”で「携帯用扇風機」が例年の2倍の売れているといいます。
街中などで大活躍の携帯用の扇風機。ただ、扱い方によっては危険な事故を引き起こす可能性があります。
携帯用扇風機の実験映像では突然、首に掛けた扇風機が破裂します。一体、何が起きたのでしょうか。
NITE(製品評価技術基盤機構)製品安全広報課・山崎卓矢課長:「猛暑で携帯扇風機がはやっていると思うが、リチウムイオンバッテリーを内蔵するタイプが非常に多くある。落としたりして大きな衝撃が加わると、内部のバッテリーが壊れ、内部ショートを起こして火が出て破裂してしまう恐れがある」
扇風機を落とした衝撃で内部の「リチウムイオンバッテリー」が破損し、発火や破裂してしまう恐れがあるといいます。
携帯用扇風機を使う人:「私は手にめちゃめちゃ荷物を持つので、よく落とすので、扇風機を。気を付けないといけないなと」
注意するのは、それだけではありません。
携帯用扇風機を使う人:「車だとベビーカーの中に置いて、そのまま乗せておくことも」
携帯用の扇風機を車内に放置するのも危険だといいます。
NITE製品安全広報課・山崎卓矢課長:「炎天下の屋外で使用する時には、より発熱して熱くなることがある。車内に放置してしまうとかなり高温になり、それが原因で電池が膨張して異常をきたしてショートすることもある」
また、雨で濡れるなどした場合、内部に水が浸入してショートして発火することもあるそうです。
NITEでは、こうした場合は使用を中止し、メーカーの修理窓口などに相談してほしいとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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