教団トップ“火炎瓶襲撃”計画…コロナ禍で狂い生じ 標的「安倍元総理」に(2022年7月13日)
襲撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)は、過去に来日していた宗教団体のトップを火炎瓶で襲う計画を立てていたと供述していることが分かりました。
■コロナ禍で計画狂い…標的を安倍元総理に
逮捕後、調べに対し、山上容疑者は長年の恨みを晴らそうとした行動を具体的に明かし始めました。
山上容疑者の供述:「2~3年前に愛知に韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が来ていました。その時、火炎瓶を持っていきました。教会のメンバーしか会場内に入れなかったので、行くだけで何もできませんでした」
韓鶴子氏とは、“旧統一教会”創設者の妻で、現在の「世界平和統一家庭連合」の総裁を務める人物です。
一度は、火炎瓶で総裁を狙ったという山上容疑者。しかしその後、計画に狂いが生じます。
山上容疑者の供述:「本当は、統一教会のトップを狙っていましたが、韓国にいて、コロナウイルスのために日本に来ませんでした。安倍元総理を狙って、撃てば死ぬかもしれないことは分かっていましたが、どうしても統一教会が許せず、そこにつながっている安倍元総理を散弾銃で撃ったのです」
■岡山で「3発発射の銃所持」も…犯行断念
凶器についても、具体的な供述を始めました。
山上容疑者の供述:「圧力鍋の爆弾などを最初に作りました。試しに爆発させたりしましたが、特定の誰かを狙うのは向いていませんでした。銃ならば狙って撃てると思い、銃を作りました」
そして、事件前日の7日、岡山での応援演説にターゲットを絞ります。
山上容疑者の供述:「3発発射できる銃を持っていきました。黒いリュックに入れて、弾は入った状態で、バッテリーだけ外して持っていきました」
しかし、岡山では犯行を断念。翌日、奈良県に来たところを狙うことになったとみられます。
(「グッド!モーニング」2022年7月13日放送分より)
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