大阪市で38.4℃…今年初の「猛暑日」に 近畿各地“危険な暑さ”で搬送者が急増(2022年7月1日)
7月に入りました。6月は各所で最高気温を更新するなど、今年の夏は猛暑が予想されています。近畿各地の「暑い!」場所を取材しました。
7月1日、3年ぶりとなる海開きが行われた兵庫県香美町の香住浜海水浴場。地元の保育園児らが訪れていました。
(先生)「海はどうだった?」
(子どもたち)「たのしかったー!」
(先生)「夏、好きな人!」
(子どもたち)「はーい!!」
香美町では今年、三田浜(7月16日~)・今子浦(7月16日~)・佐津(7月16日~)・香住浜(7月23日~)の4か所の海水浴場を開設予定です。お隣の豊岡市では7月1日、最高気温(午後3時まで)が35.9℃と、8日連続の猛暑日になりました。豊岡でも1日に海開きが行われ、夏本番を迎える準備は万全です。
一方、大阪市内では…。
(取材班リポート)
「大阪の扇町公園にいます。時刻は正午となりました。手元の温度計は41.8℃。立っているだけで汗が出てきます」
公園にいた人に話を聞きました。
「暑いな。滑り台が熱かったからやけどしそうになった」
「(Q犬もハアハアしているが?)(犬が)歩かないです。疲れ果てています」
大阪市では最高気温が38.4℃と今年初めての猛暑日となり、7月の最高気温を更新しました。1日午後5時までの最高気温は、大阪府枚方市で38.4℃、大阪府八尾市で38.3℃、京都市でも38.3℃など、近畿各地で真夏並みの猛烈な暑さとなり、奈良ではあまりの暑さに鹿たちも涼しい場所でひと休み。
こうした中、取材班は兵庫県尼崎市の高層マンションの建設現場を訪れました。
(取材班リポート)
「サーモカメラで見てみると、コンクリート部分は赤色を超えて白っぽくなっています。ただ影の部分は緑色になっています。作業する地面は40℃を超えています」
まさに“灼熱地獄”。そんな中、“ダウンジャケット”のようなものを着て作業している人がいました。
(作業をする人)
「(Q暑くない?)空調服といって風が出るので。(Q涼しいですか?)だいぶマシです」
これは「ファン・ジャケット」と呼ばれる充電式の作業服。服の中に外気を送り込み、汗を蒸発させることで体を冷やします。サーモカメラで見てみても風が送りこまれているジャケットの中は涼しくなっていることがわかります。
実際に取材班が着させてもらいました。
(取材班)
「すごい!めちゃくちゃ中から風が!首のあたりに風が下から上がってきて涼しいです」
大阪市内でも厳しい暑さの中、働いている人たちがいます。大阪市北区の中華やエスニック料理を提供する「黒龍天神楼」。1日午後1時、ランチタイムの厨房をのぞいてみると…。
(取材班リポート)
「絶対暑いですよ、熱気が伝わってきます。サーモカメラで見てみると、厨房全体が真っ白になっています。現在60℃を超えています」
(黒龍天神楼 店長)
「(Q暑くないですか?)暑いですね~。(Q服装の工夫はありますか?)なるべく短パンをはいています。足元だけでも」
危険な暑さが続く中、熱中症の疑いで搬送される人が急増しています。姫路市などを管轄する姫路市消防局の指令センターには、熱中症の症状を訴える患者などから救急要請が増加しています。
(電話で対応する指令センターの職員 7月1日午後2時すぎ)
「20歳前後の男性、熱中症疑いです」
「ドクターカーを出すかどうかの判断もしたいので、現在の状態と、どの程度外にいたかなどの作業環境を知りたいんですけど」
現場に救急隊が向かう間も指令センターが電話をつなぎ、応急処置などを伝えます。
(姫路市消防局 通信司令員・井上美咲さん)
「熱中症の症状が今年が増加しまして、去年は(6月は)12件ほどでしたが、今年は約4倍の46件かかってきていますね。できるだけ涼しい場所で過ごして日頃から水分補給に気を付けて過ごしていただきたいと思います」
▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/jxqt0iT
▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1
#MBSニュース #毎日放送 #猛暑日 #近畿各地 #夏本番 #真夏並み #ファンジャケット #熱中症
コメントを書く