“深海ザメ”赤ちゃん救命 人工子宮で・・・世界初快挙(2022年3月18日)

“深海ザメ”赤ちゃん救命 人工子宮で・・・世界初快挙(2022年3月18日)

“深海ザメ”赤ちゃん救命 人工子宮で・・・世界初快挙(2022年3月18日)

 赤いライトに照らされた水槽の中にいるのは、「ヒレタカフジクジラ」の赤ちゃんです。

 名前に“クジラ”と付いていますが、水深500メートル付近に住む小型の深海ザメなのです。

 「光るサメ」と言われていて、体が青白く光るのが特徴です。

 沖縄県の「美ら海水族館」で育てられている、この深海ザメが、なぜ注目されているのでしょうか?

 沖縄美ら島財団総合研究センター・冨田武照研究員:「人工子宮という装置を使って、生まれる直前のところまで、赤ちゃんを育て上げることができた」

 人工子宮を使い、生まれる大きさまで育てたことが、世界初の快挙なのです。

 環境の変化に敏感と言われる深海魚。観察する際に、ストレスを与えないために、赤いライトが使われています。

 普段は、子宮の中を再現するため、真っ暗です。独自に考案した人口子宮の中で、およそ5カ月間育てられました。

 沖縄美ら島財団総合研究センター・冨田武照研究員:「元々、『水族館で早産してしまった赤ちゃんを救命する装置を作りたい』というところから始まった構想なんですね。人工飼育された赤ちゃんが、我々の水族館で育って、ちゃんと親になるまで育て上げるのが目標」

 人工子宮装置で育成中のヒレタカフジクジラは、5月中旬まで展示されるということです。

(「グッド!モーニング」2022年3月18日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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