“エサ代高騰”でピンチの「人気動物園」を牛丼チェーンが支援 意外な理由とは?(2022年6月30日)

“エサ代高騰”でピンチの「人気動物園」を牛丼チェーンが支援 意外な理由とは?(2022年6月30日)

“エサ代高騰”でピンチの「人気動物園」を牛丼チェーンが支援 意外な理由とは?(2022年6月30日)

 値上げの波は人気の動物園にも広がっています。猛暑も追い打ちとなる一方で支援の動きも出ています。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「暑いのでゾウに水を飲ませるのと、体に掛けて少し体を冷やしています」

 埼玉県にある東武動物公園です。人も動物も連日、猛暑と戦っていました。

 暑さ以上に長期戦を強いられていたのが…。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「どの餌(えさ)も上がっております」

 餌代の高騰です。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「こちら馬肉になりますね。ホワイトタイガーとかライオン、それ以外だと鷲、鷹とか猛禽類にも与えております」「だいたい8%くらい値上がりしているというのがあって」

 さらに、鶏肉もおよそ10%の値上がり。アザラシなどの餌となるサンマはおよそ8%高騰していると言います。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「やはり燃料費が高騰していて、どうしても車で持ってくるのでガソリン代かかるということもあり」

 それでも、入園料は値上げしていないそうです。その訳は…。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「山形の方の鶏肉の業者からであれば鶏のガラとかササミもあるが、そういうの寄付できるよっていうありがたい言葉を頂き、月に300キロ超、頂いている」

 鶏肉の業者や牛丼チェーンなどから支援されていたのです。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「白菜とキャベツは大手牛丼チェーンのほうからご寄付頂いております。トマトは久喜市にあるトマト農場さんのほうから無料で頂いております」

 主に形が悪いなどの理由で、商品になりづらいものが提供されていて、フードロス対策にもなっていると言います。

 東武動物公園・大西秀弘飼育課長:「捨てる方もコストかかるし買う方もコストかかるので、お互いがうまい具合に協力できていると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事