来週ひっ迫の恐れも“電力需給見通し”発表開始…各地で猛暑日“熱中症”相次ぐ(2022年6月24日)
東日本・西日本では24日、この時期としては異例の暑さになりました。各地で熱中症が疑われる救急搬送が相次いでいます。
神戸市の小学校では、正午ごろ、体育の授業中に4年生4人が、頭痛や吐き気を訴え、病院に搬送されました。学校では熱中症対策として、屋外で活動するときはマスクを外すよう指導していました。今回の授業でも全員、マスクをしていなかったといいます。
山梨県の高校でも、16人の生徒が搬送されました。このうち5人が入院したということです。記念式典の予行演習を行っていて、滑走路上で行進の練習などをしていたといいます。
さいたま市の消防にも、熱中症の疑いがある通報が相次ぎました。さいたま市消防局は、気温や湿度が急激に上がっているため、身体に異変を感じたときは、躊躇なく119番通報するよう、お願いしています。
東京消防庁によりますと、都内で24日、熱中症の症状を訴えて病院に運ばれたのは、38人でした。
35度以上の猛暑日となったのは45地点で、今年最多です。全国で一番の暑さとなったのは、新潟県十日町市で、観測史上でも1位となる37.1度を記録しました。
埼玉県熊谷市では、今年初めて猛暑日となりました。熊谷市で、6月に猛暑日となるのは4年ぶり。扇風機やエアコンが、欠かせない暑さとなりました。市内に住む植竹英夫さん(83)は、趣味で家庭菜園をやっています。24日は、暑いからと夕方に出かけました。自宅では、妻の美江さん(77)が夕食作り。暑いときは、もっぱら扇風機だよりです。冷えると足が痛むからだといいます。エアコンを使うのは、寝る前の2時間程度。先月の電気代は、去年より4000円上がりました。
植竹美江さん:「ずいぶん上がっている。これだけ上がっちゃうと大変」
今年の夏は、電力不足が懸念されるなか、24日から政府は、需給の見通しを週ごとに発表することにしました。東日本大震災、以来のことです。電力供給の余力を示す予備率は、安定供給のために3%必要です。東京エリアの25日の予報は17.7%。今週末の供給に問題はないようです。ただ、厳しい暑さが続いた場合、7月1日の金曜日は6.6%と、大幅に低下するとしています。
今週はじめ、震度6弱、震度5強と立て続けに大きな地震に見舞われた石川県珠洲市では、厳しい暑さのなか、災害ボランティアが活動を始めました。25日にかけて、まとまった雨が予想され、土砂災害のリスクが高まっています。
乙谷衞一さん:「もちろん土砂崩れの災害もだけど、地震そのものが早く収束しないと、日常は落ち着いて生活ができない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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