【皇居で歌会始の儀】お題は「友」 入選した中学生「あだ名」を題材に 天皇陛下のあだ名は…

【皇居で歌会始の儀】お題は「友」 入選した中学生「あだ名」を題材に 天皇陛下のあだ名は…

【皇居で歌会始の儀】お題は「友」 入選した中学生「あだ名」を題材に 天皇陛下のあだ名は…

皇居では18日、新年恒例の「歌会始の儀」が行われました。天皇陛下は3年連続で“感染収束の願い”を歌に込められ、皇后さまは「皇室で過ごした半生」を題材に歌を詠まれました。また、入選した10人のうち、最年少の中学生は自分のあだ名を題材に詠み、懇談では陛下と「あだ名」について話したといいます。

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18日、新春恒例の「歌会始の儀」が、皇居・宮殿「松の間」で行われました。天皇皇后両陛下や皇族方が臨まれた他、約1万5000首の一般公募から選ばれた入選者が出席しました。

今年のお題は「友」。天皇陛下は、3年連続で新型コロナウイルスを題材にして歌を詠まれました。

「コロナ禍に友と楽器を奏でうる喜び語る生徒らの笑み」

陛下は皇后さまとともに、2021年10月に和歌山県で行われた「国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭」の開会式にオンラインで出席され、この時に交流した吹奏楽部の高校生たちが、コロナ禍でも友だちと一緒に演奏できる喜びについて語った姿をうれしく思い、今回、歌に詠まれたといいます。

“早く日常の生活が戻るように願う気持ち”を込められたということです。

また、皇后さまは「皇室に君と歩みし半生を見守りくれし親しき友ら」と皇室で過ごした半生を題材に歌を詠まれました。

1993年。皇后さまは29歳の時に、当時、皇太子だった天皇陛下と結婚されました。皇后さまは去年12月に59歳の誕生日を迎えた際、「人生の半分」を陛下とともに皇室で過ごしてきた感慨を文書でつづられていました。

今回の歌には、これまで温かく見守ってきてくれた友人たちへの感謝の気持ちを込められたということです。

両陛下の長女、愛子さまは、学業優先のため儀式への出席はありませんでしたが、去年に続いて歌を寄せられました。

「もみぢ葉の散り敷く道を歩みきて浮かぶ横顔友との家路」

去年の秋、お住まいのある皇居の庭を散策し、散ったもみじの葉に覆われた道を歩かれたという愛子さま。この時に、かつて友人と、もみじの葉を踏みしめながら歩いた学校の帰り道を懐かしく思い出して、歌に詠まれたということです。

また、入選した10人のうち、最年少は山梨県北杜市の中学2年生・小宮山碧生さんです。自分のあだ名を題材として「友の呼ぶ僕のあだ名はわるくない他のやつには呼ばせないけど」と詠みました。

その後の懇談で、小宮山さんは陛下と「あだ名」について話したといいます。

山梨県北杜市 中学2年生・小宮山碧生さん
「天皇陛下のあだ名も教えてもらいました。(中学生の頃)盆栽にはまっていたということで、『その趣味、おじいちゃんじゃん』と言われたらしく、『じい』というあだ名をつけられたそうです。天皇陛下も、あだ名があるんだなと親近感がわきました」

来年のお題は「和」と発表されました。
(2023年1月18日放送「news every. 」より)

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