プーチン氏&習近平氏“結束” 欧米や日本の制裁「反対する」(2022年6月24日)

プーチン氏&習近平氏“結束” 欧米や日本の制裁「反対する」(2022年6月24日)

プーチン氏&習近平氏“結束” 欧米や日本の制裁「反対する」(2022年6月24日)

 ウクライナがEU加盟候補国として正式に認められる一方で、こちらも結束を固めているようです。中国やロシアなどが参加するBRICSの首脳会議で習近平国家主席が欧米などによるロシアへの制裁を批判しました。

 中国の習近平国家主席をセンターに、プーチン大統領ら5カ国の首脳が並んだバーチャル集合写真。

 バーチャルなのは、その会合がオンラインで開かれたからです。

 中国・習近平国家主席:「一致団結、力を合わせて前へ進み、人類運命共同体の構築をするとともに、美しい未来を切り開こう!」

 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ。それぞれの頭文字をとってBRICS。

 世界人口のおよそ40%、経済の25%を占めるグループです。その首脳会議で、習主席は「一方的な制裁に反対する」と、ロシアに対する欧米や日本の制裁を暗に批判しました。

 プーチン大統領も追随します。

 ロシア、プーチン大統領:「『よく考えず、わがままに行動した一部の国のせい』で、危機は起きています。彼らは金融メカニズムを利用して、自分たちが失敗した責任を『他の国のせい』にしています」

 その念頭にあるのは、同じく首脳会議をベルギーで開いているEU=ヨーロッパ連合の動きでしょうか…。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「我々は『加盟候補国』として認められた。これは勝利だ。(2月の侵攻から)120日間、(独立から)30年間、この時を待っていた」

 EUは23日、ウクライナと隣にあるモルドバを「加盟候補国」とすることを全会一致で可決しました。

 首都キーウ。広場に展示されているモニュメントには
「世界よ助けてくれ」という言葉が記されていました。

 キーウ市民:「EUに加盟できれば、ロシアは今後この国に手を出せないでしょう」「EUのメンバーになれば、ヨーロッパ人として守ってもらえるし、この国も成長します」

 一方、戦闘が長期化しているウクライナ東部では、ロシア軍が攻勢を強めています。

 ドネツク州では、ロシア軍による砲撃が集合住宅に…。

 住民:「最初の爆発が強かったです。テレビを見ていましたが、マンションが震えました」「正直に何と言えばいいか…。ここはウクライナになるのか、親ロシアになるのか分かりません」

 激戦が続くルハンシク州では、ロシア軍が要衝セベロドネツクの大部分を制圧。

 隣接するリシチャンシク近郊の集落2つも制圧されたと
みられています。

 そうしたなか、ルハンシク州のハイダイ知事が24日午後、自身のSNSを更新。ウクライナ軍がセベロドネツクから撤退すると明らかにしました。

 ハイダイ知事のテレグラム:「残念ながら我々はセベロドネツクから軍を撤退させなければならない。街のインフラは9割がた破壊された。そのほとんどは復旧できない状態です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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