監禁 地下室に「濡れたマットレス」23歳女性遺体(2022年6月21日)
23歳の女性を監禁したとして男が逮捕された事件です。男の別荘にある地下室の様子が分かってきました。遺体で見つかった女性に何があったのか。司法解剖の結果、女性の喉のあたりの骨が折れていたことも明らかになりました。
その詳細が徐々に明らかになってきました。
あの日、何が起きていたのか。「舌骨」が折れていたことは何を意味するのでしょうか。
白いマスク姿の男。表情は、どこか落ち着いた様子にも見えます。
三瓶博之容疑者(33)歳は23歳の女性に手錠を掛け、監禁したとして逮捕されました。
司法解剖の結果、新たに分かったことがあります。
遺体で見つかった23歳の女性は死後1週間から2週間経っていて、舌骨が折れていることが分かりました。
舌骨とは、どのような骨なのでしょうか。
日本大学医学部(法医学)・奥田貴久教授:「あごと喉ぼとけの間に位置する。筋肉によって支持されている」
舌骨とは喉の奥にある骨で、舌を支える役目を担っています。これが折れていたことは、どのような可能性が考えられるのでしょうか。
日本大学医学部(法医学)・奥田貴久教授:「舌骨が折れるということは何か力が加わらない限り起きない。強い圧迫をするような力が加わると折れる可能性がある。法医学者は折れた舌骨を見て頸部(けいぶ)が圧迫されたのではと推測する」
遺体には明らかな刃物による損傷はないとしています。
死因については死後1週間から2週間ほど経っていて、現時点で特定されませんでした。
日本大学医学部(法医学)・奥田貴久教授:「(首を絞められた場合)顔面が黒くなる。血が滞るというような症状・所見があるが、時間が経っているが故に分かりにくい可能性がある」
三瓶容疑者の動向についても新たな可能性が浮上しています。
地下室から押収された濡れたマットレス。地下室の存在は近隣の人々も知っていました。
別荘近くに住む人:「地下室があるとか聞いたんですよ。いや珍しいなと思ったんですけど、あそこの近所の人で地下室、何度かお部屋に上がったことがあったらしくて。地下室といっても(天井が)なんか低い。高くなくて物置みたいな感じの地下室だよと聞いたことがある。中腰で入るような」
地下室からは布団、毛髪のようなもの、土砂の付着したくわなどが押収されています。
濡れたマットレスについては、容疑者が証拠隠滅のために洗った可能性もあるとみて捜査を進めています。
遺体で見つかった23歳の女性。知人は無念さを語ります。
23歳女性を知る人:「何でこんなことになったのかなって。まさか身近な人が巻き込まれるとは思わないから」
その人柄が分かってきました。
23歳の女性の遺体が見つかった山林へ続く道。三瓶容疑者の車から分かったこともあります。
今月5日、水戸駅で待ち合わせた2人。別荘で手錠を掛けて逮捕監禁したとされるのが昼前後です。林道を走行していたと確認されたのは午後1時56分から約1分間です。
遺体で見つかった23歳の女性。その知人に話を聞くことができました。
23歳女性の知人:「可愛くて明るい子だった。スタイルも良くていつもニコニコしている可愛い子。悩みがあるとかは聞いていない。しっかりした子だった。飼いネコの写真見せてきたりしたかな。なんでこんなことになったのかなって。まさか身近な人が巻き込まれれるとは思わないから。どんな理由があっても許されることじゃない」
三瓶容疑者は現在、黙秘を続けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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