2人でこぐ「タンデム自転車」東京で解禁 視覚障害者らの利用も「風や空気を楽しんで」【知っておきたい!】(2023年6月30日)
2人でこいで進むタンデム自転車が来月1日から東京でも解禁され、全国の公道で走れるようになります。
サドルとペダルが2カ所についています。2人でこいで進む「タンデム自転車」は、ハンドルとブレーキを前の人が操作し、後ろの人はペダルをこぐだけで走行することができます。
一部の公道しか走れなかった東京都では、全国で目立った事故が起きていないことなどを踏まえて、1日からタンデム自転車を解禁します。1人で自転車に乗ることができない視覚障害者らの利用が広がるとみられています。
日本自転車普及協会 村山吾郎事務局次長:「視覚障害者の方が1人で自転車に乗るのはとても難しい。パイロットの方と一緒に2人で乗っていただければ、風や空気を楽しんで爽快感を味わっていただくことができる」
タンデム自転車は、外出する機会が少ない視覚障害者が外に出るきっかけになることも期待されています。
障害者や高齢者のために試乗体験会を行っている団体は次のように話します。
日本パラサイクリング連盟 権丈泰巳専務理事:「奥さんの方が視覚障害を持たれていて、ご主人が前に乗ってご夫婦で乗られている。どうしても家の中でそんなに話すことがなかったのが、次どこに行こうかとか会話が広がっていくと言われていました」
タンデム自転車は、大型なことなどから普通の自転車とは違い、歩道や「自転車及び歩行者専用」の標識がある場所は走行できません。
(「グッド!モーニング」2023年6月30日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く