英首相キーウ電撃訪問で戦死兵を追悼 ウクライナ人選手が世界水泳で祖国への思い(2022年6月18日)
イギリスのジョンソン首相がキーウを電撃訪問し、戦死した兵士を追悼しました。ロシア軍の激しい攻撃が続くなか、世界水泳に出場したウクライナ人選手が祖国への思いを語りました。
イギリス、ジョンソン首相：「ボリス・ジョンソンです。ロンドンから来ました。私たちが応援していることを忘れないで下さい。ウクライナに栄光を」
17日、ウクライナの首都キーウを訪問したイギリスのジョンソン首相。ゼレンスキー大統領とともに戦死した兵士を追悼しました。
ロイター通信によりますと、ジョンソン首相は「ウクライナに必要な『戦略的耐久性』を与える」ことを目的に120日ごとに最大1万人のウクライナ兵を対象に大規模な訓練を提供する意向を示しました。
ウクライナでは現在も激しい戦闘が続いています。北東部のハルキウでは、ロシア軍の攻撃によって地面に大きなクレーターができていました。
狙われた工場は軍事施設ではなかったといいます。
そんなハルキウ出身の選手がウクライナに思いを寄せ、世界水泳に出場します。
声援が送られたのはアーティスティックスイミングソロ・テクニカルのウクライナ代表・フィディナ選手です。予選が開幕に先立って行われました。
フィディナ選手は90点を超える高得点を出し、2位の好発進。
ハルキウ出身、マルタ・フィディナ選手：「今、祖国は重要な時期です。だから私は自分のためではなく、すべてのウクライナ人、そして軍隊のために演技をしています。今は国のことだけを考えています。強いウクライナ国民を信じています。ウクライナが戦争に勝利し、早く終わることを願っています」
デュエット・テクニカルには同じくハルキウ出身の双子の選手も出場します。
アレクシーワ姉妹も2位と好発進しました。
ソロ・テクニカル予選で首位に立ったのは、美しい足技を見せた日本のエース・乾友紀子選手です。
井村雅代コーチ（71）と二人三脚で日本勢初となるソロでの金メダル獲得へ、決勝は18日夜に行われます。
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