“辞職なし、説明なし”の吉川議員に擁護の声なし(2022年6月14日)

“辞職なし、説明なし”の吉川議員に擁護の声なし(2022年6月14日)

“辞職なし、説明なし”の吉川議員に擁護の声なし(2022年6月14日)

 18歳の女性に飲酒させ、ホテルに入るなどした疑惑を報じられ、自民党を離党した吉川赳衆議院議員(40)。厳しい声が上がる一方、本人には議員辞職も会見を開く意向もないことが分かりました。

 国会議員を辞めるつもりはない。記者会見などを開く予定もない。15日の衆議院本会議にも出席しない。現時点での、吉川赳衆議院議員のスタンスです。

 自民党・世耕弘成参院幹事長:「飲酒をさせていないならさせていないと言えばいいだけですし、日時も明らかに週刊誌側はしているわけですから、その時間、そういうことはしていないと証明するのは簡単なはず。現時点においてできていないのは、事実でない証明ができないということではないかと推測する。そうであるならば、議員辞職をするのが当然のことだと思う」

 吉川議員は2012年、当時民主党だった細野豪志議員に敗れたものの、比例で復活当選。それが国会議員としてのデビューでした。その後は2回連続で落選。

 2019年に自民党議員が女性への暴行問題で離党し、議員辞職したことで繰り上げ当選したのが2期目です。

 岸田派会長・岸田文雄政調会長(当時):「議員として宏池会に出席をしてくれました。自民党の一国会議員がトラブルを起こして、それによって議員を辞職した。吉川さんには自ら緊張感を持って、責任を果たしてもらうようお願いをしたい」

 2021年にはやはり細野氏に大差で敗れたものの、比例復活で手にしたのが現在の議席。

 自民党・世耕弘成参院幹事長:「そもそも彼は惜敗率56%、ほとんど惨敗の形で小選挙区で敗れているにもかかわらず、党の力で比例で復活当選しているわけですから、それが党に迷惑を掛けて離党ということであれば当然、議席は自民党に返すのが憲政の常道ではないか」

 地元、自民党静岡県連は・・・。

 自民党・静岡県連、良知淳行幹事長:「(Q.吉川氏本人は辞めないと言っているようだが?)私といたしましては非常に今、辞めないという言葉ありましたが、本人から連絡は全くございません」

 本人は先週、こう言っていました。

 自民党を離党・吉川赳議員:「まだ記事を確認していないので、きょうのところはコメントは差し控えさせて下さい」「(Q.記事は読まれた?)まだです」「(Q.まだ?)はい」「(Q.記事を読まれた後は・・・)いや、製本された後・・・」「(Q.え?)製本された後、対応しますので」「(Q.製本された後に対応?)はい」

 週刊誌はすでに発売。当然、製本もされているはずです。

 自民党を離党・吉川赳議員:「(Q.国民に説明する気持ちはある?)まあ内容によっては・・・」

 内容によっては説明するとしていた吉川議員。今もって説明がないばかりか、議員辞職もしない意向だといいます。

 野党は・・・。

 立憲民主党・馬淵澄夫国対委員長:「議員辞職すべきですね。岸田派のホープと言われた方なんでしょ?総理は否定されていましたけどね。でも少なくとも自らのグループの一員とされてきた議員なわけですから、総理自らがきちんと説得しなきゃだめじゃないですか」

 四面楚歌。

 自民党・静岡県連、良知淳行幹事長:「我々、自由民主党静岡県議団と致しましては、『辞職をしっかり突きつけろ』という一致団結した声も頂きましたので・・・」

 擁護する声は聞かれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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