上海・ロックダウン解除で“お祭り騒ぎ”・・・祝いの花火　ごみ箱に大量の酒瓶(2022年6月1日)

上海・ロックダウン解除で“お祭り騒ぎ”・・・祝いの花火　ごみ箱に大量の酒瓶(2022年6月1日)

　2カ月以上続いた上海のロックダウンが1日午前0時に解除され、市内の一部では“お祭り騒ぎ”となりました。

■「本格的な回復段階に入る」上海宣言

　春節を迎えたかのようなカウントダウンに、盛大に鳴り響く爆竹。新型コロナの感染拡大を防ぐために行われていた中国・上海のロックダウンが1日、現地時間の午前0時、事実上解除されました。

　当初は数日間の予定でしたが、感染者数の増加に歯止めがきかず延長。2カ月の長期にわたるロックダウンとなりました。

　ピーク時には、およそ2万7000人だった感染者の数も、先月30日は31人と大幅に減少。ついに、先月31日の会見で、上海市は「本格的な回復段階に入る」と宣言しました。

　上海市・宗明副市長：「今回のコロナ感染拡大発生から、上海市はゆるぎなく『ゼロコロナ』の方針を堅持し、断固としてコロナの拡散と蔓延（まんえん）を抑制し、人民の生命安全と体の健康を確保した」

■市民歓喜　もう祝杯？ごみ箱に“酒瓶”

　解除の数時間前には、祝いの花火が打ち上げられる様子も。そして、待ちに待った瞬間がきました。

　解放された喜びか、ゲートが撤廃されると、すぐさま車で出掛ける市民。さらには、すでに祝杯をあげたのでしょうか。ごみ箱には、酒瓶がたくさん置かれていました。

　上海市によると、1日から感染拡大のリスクが低い地域では、会社での業務を許可。経済活動の回復が期待されています。

　一方で、公共交通機関の運行も再開されますが、72時間以内の陰性証明が必要となるなど、まだまだ厳しい対策は続くとみられています。

（「グッド！モーニング」2022年6月1日放送分より）
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