『組織一丸となって警備に挑む』Ｇ７開幕直前 関西でも警戒強化 主要駅や空港を巡回（2023年5月17日）
５月１９日に開幕するＧ７広島サミット。大阪でも警備が本格化しています。
複数の政府関係者によりますと、首脳宣言として中国を念頭に輸出制限などにより相手国に圧力をかける「経済的威圧」に対抗するため、Ｇ７が連携することを明記する方向で調整が進められています。
この首脳宣言とは別に、ウクライナ問題・核軍縮・経済安全保障・クリーンエネルギーの４分野で成果文書をとりまとめるほか、Ｇ７と招待国が共同でロシアのウクライナ侵攻に伴う食料危機への対応についても文書を出す方向で調整が進められています。
各国の首脳らが来日するということで関西でも対応が始まっています。大阪府警はテロの恐れがある府内の主要な駅や空港で警戒を強化していて、関西空港でも警察官が巡回し、コインロッカーやごみ箱に不審物がないかなどを入念に確認していました。
（大阪府警・警備部サミット対策担当 下仮屋剛警部）
「府警ではサミットに伴う一連の警備は大変重要な課題であると認識し、組織一丸となって警備に挑んでおります」
過去には、２００５年にイギリスでのサミット開催中に会場から６００ｋｍ離れたロンドンの地下鉄でテロが起きたこともあり、警察は不審物などを発見すればすぐに通報するよう呼びかけています。
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