【記者解説】一筋縄ではいかないインド 「クアッド」つなぎ止めに日本はどう口説く?(2022年5月24日)
クアッドの“鍵”とも言われるインドですが、24日午後に日印首脳会談が始まります。日本側の狙いは何でしょうか。迎賓館から報告です。
(政治部・大石真衣子記者報告)
会談は間もなく迎賓館で始まる予定です。岸田総理が3月にインドを訪問して以来となります。日本としてはなかなか一筋縄ではいかないインド、対中国包囲網であるクアッドにつなぎ止めることを最優先する考えです。
その表れとして、クアッド首脳会合では4カ国でウクライナ情勢について懸念を表明しましたが、インドへの配慮からロシアへの批判はしませんでした。
というのもウクライナへの進攻を続けるロシアと伝統的な友好関係にあるインドは、ロシアへの制裁を実施しないなど中立の姿勢を崩していないからです。
24日午後の会談でもロシアを名指ししての批判は厳しい見通しですが、政府関係者は「ロシアと深い関係を続けていても良いことがないというのはインドも分かっている。そのなかで我々クアッドがいるということを伝えておくだけでも大きな意味がある」と強調しています。
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