【約75%返還】決済代行会社にお金を残していた可能性?4630万円誤振込問題
山口・阿武町による4630万円の振り込み先を誤った問題で、逮捕された24歳の男が取引した決済代行業者から阿武町に3500万円あまりが返還されていたことがわかりました。
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4630万円の誤送金から1か月半、その約75%が阿武町に戻ってきたことがわかりました。
関係者によると、田口翔容疑者(24)が取引した決済代行業者から阿武町に3500万円あまりが返還されたということです。
田口容疑者の供述
「振り込まれた金額をネットカジノで使った」
田口容疑者の弁護士(今月18日)
「本人は『海外のカジノサイトで全部使った』と言っております。現実問題として、いま彼に資産も収入もございませんので」
田口容疑者と弁護士は「誤って入金された4630万円を全額オンラインカジノに使い、金は残っていない」と説明していました。
田口容疑者は3社の決済代行会社を利用し、A社には約3592万円、L社には300万円、M社には400万円入金していたことがわかっています。
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決済代行会社から返還されたことについて、専門家は次のように述べました。
ITジャーナリスト 三上洋さん
「決済代行会社にお金があったということです。容疑者自らが出金して、阿武町の口座に入れたのではないか。警察に預けられていたスマホ等を使って、容疑者が実際に決済代行会社にログインして、残ったお金を戻すという操作をしたのではと推測しています」
つまり、田口容疑者はオンラインカジノに全額使ったわけではなく、決済代行会社にお金を残していた可能性があるというのです。
三上洋さん
「(決済代行会社の)口座に分散させて置いておくことで、後々自分のものにしようとした可能性があります。マネーロンダリング、資金洗浄の方法として、決済代行会社やネットカジノを悪用したのかもしれません」
海外送金事情に詳しい、みずほ中央法律事務所・三平弁護士も「代行業者が町に返還することは現実的ではなく、田口容疑者が委任状を書くなど、手続きを行った可能性がある」と指摘しています。
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3500万円あまりが返還されたことに、町民は――
阿武町民
「少しほっとしました 。それだけでも戻していただいたことはよかった」
阿武町民
「安心しましたよ。正直なところ。3分の2くらいの額になりますので」
安堵の声がある一方で――
阿武町民
「まだ解決していないでしょ。最後までいかないと。お金全部返ってくるか、裁判を見てみないとわからないですよね」
阿武町は24日の記者会見で、返還された経緯など公金の回収状況を説明する予定です。
(2022年5月23日放送「news every.」より)
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