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輸出拡大から一転“全面停止”に・・・インドの記録的な熱波が小麦不足に拍車(2022年5月18日)
記録的な熱波がインドを襲っています。この熱波が、ウクライナ侵攻から続く、世界の小麦価格の高騰に拍車をかける事態となっています。
“欧州のパン籠”と称されるウクライナ。小麦の輸出量は世界5位です。
ロシア軍の侵略が景色を一変。小麦の生産地域は、ウクライナ東部や南部に集中しています。つまり戦闘が恒常的に行われてきた地域です。加えて、ウクライナ最大の輸出拠点であるオデーサ港は、黒海艦隊による封鎖が続いています。ウクライナの小麦が出回らなくなった影響は、すぐ現れました。侵攻開始直後、世界の小麦の価格は跳ね上がりました。
ウクライナ農業政策省・ビソツキー次官:「世界的な食糧危機が懸念される。ウクライナは数千トンの食糧を輸出していた。港湾の封鎖が続けば、多くの農家が倒産をすることになり、来年は農作業を続けることができなくなる。ウクライナの輸出が減って、世界中の在庫が少なくなれば、価格の上昇につながり、毎月、悪化していくことになる」
現実味を帯びてきた世界食糧危機。そのカウントダウンをさらに加速させるかもしれないのが、インドで起きている記録的熱波です。デリーでは15日、49.2度を記録しました。この暑さ、今に始まったことではないそうです。
インド在住・中村ゆりさん:「3月末くらいから、日本の夏がインドにやってきた感じ。これから長い暑い夏が続く感じ。現地メディアで見たが、122年ぶりに3月が一番暑かったと。(3月から)ノースリーブで過ごしていた。家にいても停電が日常茶飯事で起きてしまうので、一日に何回もシャワーを浴びたり着替えたりという感じ」
この断続的暑さが影響したのがインドの小麦です。世界2位の生産量を誇るインドは、ロシア侵攻後に生じた世界的小麦不足を埋めるため、先月、海外への輸出量を拡大したばかりでした。そこに、この熱波が襲来。小麦の生産量が危ぶまれると、インドは一転、“輸出の全面停止”に舵を切りました。
方針転換から3日後の17日、インドの主要港にはトラックの列ができました。輸出用の小麦を乗せたトラック約4000台が行き場を失ったそうです。小麦の安定供給に寄与すると期待されていただけに、世界の落胆は価格高騰という形で現れました。
そして、追い打ちをかけるように、世界4位の小麦輸出国・フランスでも記録的干ばつが起きています。こうした異常気象の影響が長期化すれば、世界中で小麦の奪い合いが起きる可能性は否定できません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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