「飽和潜水」作業船 知床沖に向け福岡出港へ (2022年5月10日)
北海道・知床半島沖で観光船が沈没した事故で、人がより深い海に潜る技術、いわゆる「飽和潜水」の作業船が10日午後、福岡県の門司港を出港する予定です。
(浦壁周平記者報告)
観光船が出航したウトロ漁港近くの高台にきています。海を見ると、波は穏やかな状態が続いています。
船が沈没した現場の海域では、民間の船「新日丸」が無人潜水機を使って捜索を行っていました。
しかし、9日は悪天候のため船は網走港に戻っていましたが、10日午前7時すぎ、再び現場へと向かいました。
第1管区海上保安本部によりますと、民間の新たな作業船2隻が福岡県北九州市の門司港を10日午後にも出航する予定です。
120メートルの深さに潜り作業を行う飽和潜水士も同乗するとみられていますが、こちらへの到着は少なくとも5日以上はかかる見通しだということです。
今後準備が整い次第、今月中には潜水士による捜索と船の引き揚げに向けた船内の調査が始まる見通しとなっています。
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