タリウム殺人事件『知人語る被告の人物像』 事件2年前には叔母が入院…今も意識不明(2023年3月24日)

タリウム殺人事件『知人語る被告の人物像』 事件2年前には叔母が入院…今も意識不明(2023年3月24日)

タリウム殺人事件『知人語る被告の人物像』 事件2年前には叔母が入院…今も意識不明(2023年3月24日)

京都市の女子大学生がタリウムの摂取により殺害された事件で、検察は殺人罪で37歳の男を起訴しました。

 (宮本一希被告 YouTubeの動画より)
 「職業はお茶屋を経営しています。舞妓さんをお呼びしてお座敷で遊んでいただくという、いわゆるお茶屋の営業をしている」

 「舞妓ビジネス」を手がけていた京都市左京区の不動産業・宮本一希被告(37)。去年10月、知人で立命館大学3年の濱野日菜子さん(21)のマンションで、濱野さんにタリウムを摂取させて殺害した罪で、大阪地検は3月24日に宮本被告を起訴しました。

 毒性が強く劇物に指定されているタリウムが使用された今回の事件。逮捕から24日で3週間。宮本被告の人物像や2人の関係が徐々にわかってきました。

 宮本被告を知る人は、被告について次のように話します。

 「もともと金持ちのはずです。どちらかというと高飛車な感じ、傲慢な感じというような印象を持っています。人に対しての態度がそういう感じでした」

 関係者によりますと、宮本被告は不動産賃貸業のほか、舞妓を派遣する「舞妓ショー」を運営する資産家で、自宅の駐車場には高級車も。一方、亡くなった濱野さんは宮本被告のイベントで働くこともあり、高級飲食店などに2人で出入りする姿が見かけられていました。

 事件前日も市内のバーで飲食をした後、2人は濱野さんのマンションに移動して飲酒していましたが、その後、濱野さんの体調が急変。3日後に搬送先の病院で死亡しました。死因はタリウム中毒による呼吸不全でした。警察は、宮本被告が酒などの飲食物にタリウムを混ぜた可能性があるとみています。

 また、警察が宮本被告のスマートフォンを解析した結果、事件当日にタリウムの中毒症状やタリウムが関連する過去の事件について検索した履歴が残されていたことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。

 宮本被告は逮捕前、知人らに「警察に疑われているが、ぼくは関係ない」と事件への関与を否定していたということですが、逮捕後は、警察の取り調べに対して一貫して黙秘を続けているということです。また、犯行の動機やタリウムの入手経路については明らかになっていません。

 一方、関係者によりますと、この事件が起きる2年前の2020年7月ごろ、宮本容疑者の叔母も体調不良を訴えて入院し、現在も意識不明の状態だということです。警察もこうした事実を把握していて、関連を慎重に調べています。

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