“悪質あおり”被害者激白 恐怖の3分間・・・高速道路で「横向き妨害」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月26日)

“悪質あおり”被害者激白 恐怖の3分間・・・高速道路で「横向き妨害」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月26日)

“悪質あおり”被害者激白 恐怖の3分間・・・高速道路で「横向き妨害」【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年4月26日)

千葉県の高速道路で撮影されたドライブレコーダーの映像です。前を走る黄色い車が蛇行運転などをしたうえに、道路をまたぐように塞いで、後続車を無理やり停車させています。被害を受けた人が、3分間にわたる“あおり運転”の恐怖を語りました。

■通報中も・・・走行妨害 無理やり停止

 あおり運転があったのは今月16日、千葉市と東金市を結ぶ自動車専用道路の下り線です。

 千葉県内の自動車専用道路の一番右側を走っていたところ、後ろから黄色い車がものすごい勢いで迫ってきたということです。

 被害者の男性は、仕事から帰宅する途中だったといいます。

 被害者:「あっという間にしか、覚えてないですね。えっ!みたいな・・・」

 ドライブレコーダーの映像をよく見ると、トラックが車線変更を始めた直後、黄色の車体が姿を現します。

 この時点で、車間距離は十分ありましたが、どんどんと差は縮まり、気付いた時には、真後ろまで接近しています。

 被害者:「やっぱり、一瞬焦りますよね。危険を感じてしまって・・・」

 その後、突然、あおり運転が始まり、被害者の男性は急いで警察に通報します。

 警察:「こちら、千葉県警察です。事件ですか?事故ですか?」
 被害者:「事件です。東金有料道路で、あおり運転に遭ってます」
 警察:「千葉ナンバー?成田ナンバー?」
 被害者:「千葉(ナンバー)。急停止させられそうです」

 黄色の車は、今にも接触しそうな距離にまで幅寄せ。被害者の車を追い越すと、今度はスピードを緩め、蛇行運転をして執拗(しつよう)に妨害します。

 警察:「色は何色ですか?」
 被害者:「黄色」
 警察:「黄色ですか?」
 被害者:「もう半分、停車させられてます。もう、すごいあおり運転です」
 警察:「どこかに車を寄せて下さい。先に行かせるのが、一番良いので」
 被害者:「今、前に来て止められてます」
 警察:「止められるんですか?」
 被害者:「もう、止められそうです。停止させられました」
 警察:「先に行かせて下さい」
 被害者:「いやいやいや、私の前に割り込んできてるんです。もう、すごい状態ですよ。完全に車線で停車させられてます。停車させられてますよ」

 被害者の車だけをターゲットに、危険な運転を繰り返す黄色の車。2車線道路のど真ん中に車を停止させ、被害者の車の行く手を阻みます。

 被害者:「ありえない場所で止まっちゃってる。だから、とにかく怖かったです」

 さらに、黄色の車の運転手は、窓から顔を出し、被害者の男性に向け、怒鳴るような素振りも見せました。

 被害者:「(Q.表情とかって見ました?)本人は怒っている表情。私は怖いと思いました」

 黄色の車に妨害を受けている間も、後方からは乗用車や大型トラックなどが次々走ってくる危険な状態。被害者の男性は、2つの恐怖に怯えていたといいます。

 被害者:「止まった時は、後ろから車が来て、事故になるのではという恐怖。(車から)本人が降りてきて、何かされないかという恐怖。前と後ろからの恐怖です」

■「車線変更」きっかけ?恐怖の3分

 黄色の車の運転手は、被害者を威嚇する一方、後続車に対しては、手で合図をしながら誘導していました。

 被害者:「後ろに詰まっている車を『どうぞ、どうぞ』と行かせるしぐさ。その時は一瞬、表情が和らぐ」

 しかし、被害者が車を動かすと、一変。被害者の車が前進するのをブロックします。

 被害者:「頭の中、半分パニックですから。『どうしよう どうしよう』という感じで。言葉で表すと、もうそれしかない」

 車をバックさせ追い抜こうとするも、黄色の車も同様に動き始め、蛇行運転。被害者の車の進路を執拗に塞ぎますが、右車線を通る車には手を振りながら通行を促し、そのタイミングを見計らってか、左右から続々と車が通過していきます。

 被害者:「逃げられるなら逃げたいけど、そうはさせない」

 危険極まりないあおり運転は、3分ほど続き、黄色の車は急発進し、猛スピードで走り去りました。

 被害者:「長かったとしか言いようがない。やっと行ってくれたなと、ちょっとした安心感。複雑な感情です」

 一体、なぜあおり運転に遭ってしまったのでしょうか?被害者の男性は、猛スピードで黄色の車が接近してきた際の“ある行動”が原因だったのではと振り返ります。

 被害者:「車線変更するタイミングだったので、あまりのスピードで、私も一瞬焦ってしまい、ブレーキを踏んでしまった」

 被害者の男性によると、黄色の車が後ろから接近してきたため、左車線を走る白い車を追い越した後、車線変更するつもりでした。

 しかし、黄色の車は想像をはるかに越えるスピードで迫ってきたため、車線変更すると同時に焦って、ブレーキを踏んでしまい、このことで進路を塞ぐことになり、相手を怒らせてしまったのではないかといいます。

 被害者の男性は、ドライブレコーダーの映像を警察に提出。その際に、黄色の車のナンバーを照合したといいます。

 被害者:「黄色い車種で、あの動画上に映っているナンバーでは、該当なしと。いわゆる不正行為がなされている可能性が高い」

 黄色の車のナンバーは登録されておらず、偽造ナンバーである可能性もあるといいます。警察はこの動画は「非常に悪質」だとしたうえで、ナンバープレートが偽造かどうかなども含め調べを進めています。

 被害者:「車をそういう運転しかできないなら、運転しないで頂きたい」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年4月26日放送分より)

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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