軍歌流れ・・・ロシア外交官ら8人が出国 ウクライナへ防護マスク提供にロシア“猛反発”(2022年4月20日)
国外退去を求められたロシア大使館の外交官ら8人が20日、日本を出国しました。ロシアへの制裁が強まるなか、日本政府がウクライナへ防護マスクを提供することについてロシアが猛反発しています。
第1次世界大戦の時に作られた旧ソ連の軍歌が流れるなか、ロシア大使館の門が開きました。
極めて異例の対応に踏み切った日本。20日、ロシア大使館の外交官ら8人を国外に追放しました。
政府関係者によりますと、8人は家族らと一緒にロシア側が用意した飛行機で日本を出国したといいます。
ウクライナ侵攻に抗議する日本。さらに、ウクライナを支援し、防護マスクなどを提供します。
しかし、やはりロシアは黙ってはいませんでした。
20日、日本は駐日ロシア大使館の外交官とロシア通商代表部の職員、合わせて8人を国外に追放。そして、ウクライナにドローンに加え、化学兵器などに対応する防護マスクや防護服を提供します。
しかし、この日本の支援にロシア側が猛反発しました。
ロシア下院・ヤロバヤ副議長(タス通信によると):「日本政府は今回の決定について、速やかな説明を行うべきだ。防護用具や無人機の提供はウクライナのネオナチ部隊が生物・化学兵器を一般市民に対して使用する準備をしていることの証拠である」
日本が防護マスクを提供するのは、ウクライナが生物・化学兵器の使用を計画している証拠だというのです。
ロシア側は今後、戦争犯罪の証拠の一つとして議会で審議するとしています。
磯崎官房副長官:「今回のこの防護装備の供与は、ウクライナによる自国の防衛を支援するもの。(ヤロバヤ)副議長の非難は当たらない」
また、ロシア側は第2次世界大戦中に旧日本軍の731部隊が人体実験を行って生物兵器を開発したと批判しました。
ロシア下院・ヤロバヤ副議長(タス通信によると):「生きている人間に対して細菌兵器開発のために彼らは人体実験を行ったのだ」
「ロシアは犯罪者の責任を追及し、生物・化学兵器の製造を阻止するために立ち上がる」としていています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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