深さ1200m洞窟で“胃腸出血” 探検家救助の瞬間 10日ぶり外へ(2023年9月12日)

深さ1200m洞窟で“胃腸出血” 探検家救助の瞬間 10日ぶり外へ(2023年9月12日)

深さ1200m洞窟で“胃腸出血” 探検家救助の瞬間 10日ぶり外へ(2023年9月12日)

 暗闇で照らされるわずかなライトを頼りに救助隊が洞窟の奥深く慎重にロープで降りて行きます。これは地下1000メートルを超える地底にまで達しながら突然のアクシデントで身動きが取れなくなった探検家の「奇跡の救出劇」を撮影した映像。

 CNNなどによりますと、アメリカ人のマーク・ディッキーさん(40)がトルコ南部にある渓谷で深さ1200メートルを探索中、突然、胃腸から出血などを起こして身動きが取れなくなったということです。

 洞窟探検家 マーク・ディッキーさん:「日が経つにつれ、出血量が増え、もしこの状態が続いてしまえば意識がもうろうとしてきて厳しい状態でした。いよいよ駄目かと覚悟していました」

 延べ150人のレスキュー隊員などが投入され、作業は9日間に及んだと言います。

 救助に参加した人:「中は急な勾配が多くて特殊な洞窟なんです。とても難易度が高いですね」

 洞窟内は気温が5℃前後とかなり寒い状況だったとも伝えられています。

 洞窟探検家 マーク・ディッキーさん:「まさかこんな長い間、洞窟で埋もれてしまうなんて考えてもいなかった。しかも生死を分ける状態で各国からの救助隊が命を救ってくれました。おかげで生きることができた。この一言に尽きます」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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