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家計の味方「もやし」が値上げ↑ 原料の豆が激減 ウクライナ情勢も・・・(2022年4月19日)
今、街のラーメン屋さんから悲鳴が上がっています。その原因が「もやし」です。原料となる緑豆の激減にウクライナ侵攻が拍車を掛け、今、もやし生産者がどんどん消えていってるんです。
都内の老舗中華。太めの縮れ麺の上にもやしが山盛りです。
喜楽・林茂夫社長:「(Q.どのくらいで使うもの?)半日分です」
日に、80キロ近く使うというもやし。その高騰は店にとって痛手です。
喜楽・林茂夫社長:「つい2カ月前から8%ぐらい、上がりました」
月の負担は数万円増え、もやし以外の原材料費も高騰していることなどから、麺類の値上げに踏み切りました。
喜楽・林茂夫社長:「もやしに関しては、ずいぶん値段が変わっていなかったので、いたしかたない」
都内のスーパーでは18日、1袋29円でした。
買い物客:「この間、17円から18円だったのにね」
なぜ、価格の優等生「もやし」が高騰しているのでしょうか。
「消えゆくもやし屋」。もやし生産者は今、悲痛な声を上げています。
もやしの原料「緑豆」です。
旭物産・林正二社長:「原料が大変、高騰しているんです。一時期からすると、5割くらい上がっていまして・・・」
緑豆は日本での栽培に向かず、中国から輸入に頼っています。その中国で栽培が激減しています。
旭物産・林正二社長:「中国も大変、経済発展が著しいです。より高く収入が得られる作物に転換している。緑豆を栽培していた畑で、より収入が得られる大豆とかトウモロコシとか」
そこに重油高騰のダブルショック。
旭物産・林正二社長:「燃料関係というのは、ロシア問題と大変、大きく関わってきていますから。それ(重油)が今、大変価格が上がっていて、昨年の5割増し」
もやしの栽培には徹底した温度管理が必要で、重油の高騰は経営を圧迫しています。
しかし、安さが売りのもやし・・・。小売価格は何年も安値のまま変わっていません。
もやし生産者協会によると、健全な経営ができておらず、生産者は減る一方だと言います。
旭物産・林正二社長:「電気代も上がっています。あと包装資材も上がっています。人件費も上がっています。物流費も上がっています。もう、すべて生産コスト上がっている。『我慢の限界を超えた』が、今の状況」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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