ウクライナへの“千羽鶴”に賛否 寄贈断念も・・・「無意味」批判の声には疑問(2022年4月19日)

ウクライナへの“千羽鶴”に賛否 寄贈断念も・・・「無意味」批判の声には疑問(2022年4月19日)

ウクライナへの“千羽鶴”に賛否 寄贈断念も・・・「無意味」批判の声には疑問(2022年4月19日)

 様々な願いを込め、一つひとつ折られた鶴の折り紙。鶴は古来より、縁起の良い鳥とされ、よく通るその声は、天にまで届くのだといいます。

 そんな「折り鶴」を巡って、今、議論が巻き起こっています。

■“千羽鶴”送るか賛否

 「2ちゃんねる」創始者のひろゆきさんが、日本からウクライナに千羽鶴を送ろうとしている団体に対し、痛烈に批判しました。

 ひろゆき氏のツイッターから:「千羽鶴とか『無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは、恥ずかしいことである』というのを、そろそろ理解してもらいたいと思ってるのは、おいらだけですかね?」

 さらに、メンタリストのDaiGoさんも、次のようにSNSに投稿しました。

 DaiGo氏のツイッターから:「ウクライナに折り鶴送るは、狂気。そんな暇あるなら、バイトでもして、ウクライナに海外送金してあげなよと」

 一方、インターネット上では、「ここまで強く攻撃して、否定してくることに、不快感を覚えます。少なくとも、祈りに力があると思って、折っている人たちのほうが、この行為を攻撃してくる人たちよりは、平和に近い生き方のように思います」といった声もありました。

■批判する声に“疑問”

 この折り鶴問題。先月、同様の批判を受けた人がいました。

 岐阜県に住む保井円さんは、有志を集め、反戦の意味を込めて、千羽鶴を作り、ウクライナ大使館に送ろうと考えていました。

 しかし、取り組みが地元紙に取り上げられると、批判が殺到しました。

 岐阜県在住・保井円さん:「色々調べてみると、震災とかああいう時に折り紙を送ったら、迷惑になった話があったということを見た」

 検討の結果、大使館への寄贈を断念。現在は、自身が経営する貸し別荘の入り口に飾っています。

 ただ、保井さんは「折り鶴を意味のない行為」と批判する声に疑問を感じています。

 岐阜県在住・保井円さん:「青と黄色の折り鶴を折ることによって、ウクライナの話をしながら、思いを寄せるとか。もし、自分がウクライナにいたら、どうするとか。(話を)広げていくための大切な時間を作る題材となるかなと思うので。そのことは全然、無意味だとは思っていない。一人ひとりの市民が、この現状にNOということが、すごく大事。そこが一番、僕の訴えたかったこと」

(「グッド!モーニング」2022年4月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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