プーチン大統領、強硬姿勢の一方で心境に変化?黒ネクタイの意味は(2022年4月13日)

プーチン大統領、強硬姿勢の一方で心境に変化?黒ネクタイの意味は(2022年4月13日)

プーチン大統領、強硬姿勢の一方で心境に変化?黒ネクタイの意味は(2022年4月13日)

 プーチン大統領はベラルーシのルカシェンコ大統領との共同会見で、目的達成までは作戦を継続すると改めて明言しました。一方、国内では自身が長官を務めた組織の職員らを追放するなど、気になる動きも出ています。

 プーチン大統領:「ウクライナで起きていることは疑いの余地がなく悲劇であるが、(我々には)選択肢がなかったのです」

 ウクライナへの攻撃を改めて正当化するプーチン大統領。軍事侵攻について、こう述べました。

 プーチン大統領:「特別軍事作戦は計画通りに進んでいる。もちろん私は国内や国外での議論を注意深く見守っている。作戦の経過そのものについては、もっと早くできなかったのか?という質問をよく耳にする。しかし、それは戦闘の激しさによる。いずれかの方法で損失を伴う。我々の目標は損失を最小限に抑えて、すべての目標を達成することだ」

 計画通りとしながらも、ロシア軍にも少なからず犠牲があったと明かします。専門家は、この「損失を伴った」という発言に注目。

 筑波学院大学・中村逸郎教授:「ある程度の犠牲があったと、思ったようにいかなかったと言った裏の話は何かというと、今から本格的に攻撃するぞと、再スタートの発表でもある。犠牲者が多かったと認めることによって、これからはやり方を変えますよというサイン、メッセージだと取れる」

 プーチン大統領はさらに、崇高な目的が達成されるまで軍事侵攻を続けると宣言。和平交渉が行き詰まっているとの認識を示したうえで、日本など西側諸国が行っている経済制裁にも言及しました。

 プーチン大統領:「彼ら(西側諸国)は、制裁がロシア国内の政治に影響を与えていると期待したのでしょう。状況が厳しくなればなるほどロシア国民はなおさら一致団結します」

 ただ、物流と決済システムは脆弱(ぜいじゃく)さがあるとし、制裁の長期的な影響はいっそう痛みを伴うものになる可能性を認めました。

 強気な様子を見せるプーチン大統領ですが、会見の様子を見た専門家からは意外な指摘も・・・。

 筑波学院大学・中村逸郎教授:「私が見て今回の会見でびっくりしたのが、プーチン大統領のネクタイが黒いんですよ。これ、初めてじゃないですかね」

 紫など渋めの色を好んでいましたが、ロシア兵の死者数が増加していることを受け、トーンを抑えたというのです。

 ロシア市民に向けて配慮を示す一方で、情報機関の職員約150人が追放されたとの新たな情報も・・・。

 一体、プーチン大統領の周辺で何が起きているのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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